こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。
ワーキングマザーのみなさんは「ママ友」がこわいですか?
私はいわゆる「ママ友」というのはいません。なので、ママ友が怖いという感覚はありませんでした。世間で言うところのママ友とはあくまでも子どものことでちょっとお付き合いする程度でした。
でも、野原ひろ子さんのマンガ『ママ友がこわい 子どもが同級生という小さな絶望』を読んで、あまり他人事とも思えませんでした。
主人公のサキさんは言います。
きっと間違えてしまったんだと思う
あの人との距離感を
子どもの仲良しは私の仲良しだと
仲良しでなければならないと
大きな勘違いをしてしまった
主人公のサキさんは、あるママ友とすごくすごく仲良くなりました。
お互いに名前をちゃんづけで呼び合うほどに。
でもあるささいな出来事をきっかけにして、サキさんは仲良しの相手から無視され意地悪され、居場所をなくしてしまいます。
ママ友なんていなくて自分には関係ないことなのに…
それなのに、自分事としてなんか痛いのです…
たぶんですが、人との距離感を間違えるってことは、ママ友という関係に限らずよくあるからだと思います。
これまで何度も何度もあったのです。
でもそれって当たり前のことで本来は日常茶飯事。
子どもの時なんて距離感の間違いなどありふれたことだったのに、ある年齢になると、まるで致命的な間違いのように思えてくる。
人との距離なんて間違えて当たり前なのに。
はしゃいで間違える。
落ち込んで間違える。
調子こいて間違える。
余裕がなくて間違える。
てんてこまいで間違える。
どっちが、誰かが悪いんじゃない。
人間だから間違える。
それなのに、間違えるとコミュ障とか言う。
コミュ障なんてありふれてるのに。
たいそうなことだと錯覚してしまう。
セクハラやパワハラのコミュ障おじさんやおばさんが、自分の気に入らない受け答えをする人をコミュ障と言う。
人との付き合いに疲れたら「人以外」のものとお付き合いしたらいい。
人のような効果はないけど別の効果がある。
人以外の動物、生き物、無機物なんでも。
オバケも生身の人間よりこわくないこともある。
今はSNSの時代。
ブロックが簡単。
ツラい時はブロックすればいい。
自分がいいと思えるまでブロックし続けたらいい。
ミュートだって自在。
ママ友がこわいという感覚、正常だと思います。
人との距離を間違えるなんていう日常茶飯事で自分の居場所を失ってしまうなんて、すごく怖いことです。
でも本当はあなたの居場所はなくなってなんかいない。
狭いコックピットの中の座席がなくなっただけ。