こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。
昨日の宵は上弦の月が空の高いところにありました。雨が上がった後の澄んだ空にきれいに浮かんでおり、まるで下界を見下ろしているかのような佇まいでした。
夏至が近いこの時期は本当に日が長く、朝も4時頃には明るくなるので目覚めも早くなり、睡眠不足になりがちです。カーテンを厚くするなど工夫して睡眠時間を確保する必要があります。夜も遅くなりがちですので、敢えて就寝時刻を早めるなど体調に配慮してくださいね😊
今日は、最近の住宅ローンについてお話をします。
今現在住宅購入の方法としてローンを組むのは一般的ですが、そもそも一般的になったのは高度経済成長期の1960年代だそうです。1950年に住宅金融公庫が公的住宅ローンを開始したときの借入期間は5年以上15年以内だったとか…
フラット35に代表されるように、住宅ローンといえば35年、少なくても30年は超えるのが普通、例えば30代後半に家を購入して定年退職(60〜70歳)までに払い終えるというのが一般的だと思うのですが…
でも、1950年代は平均寿命が男性は60歳を下回り、女性も62歳ぐらいですから、返済期間を長く設定すると払わずに亡くなってしまうというリスクがあるんですね。
今の平均寿命は男性80歳超、女性は90歳ぐらいです。
なので、最近は50年まで借入可能な金融機関が増え、利用者も徐々に増えているそうです。
また、10年ほど前までは自己資金をできるだけ多く貯めて、ローン額を少なくして、借入期間も短くするのが、よいとされていましたが、今は預貯金の有無にかかわらず、できるだけ多く借りる傾向が見られるとのことです。
こうした変化の背景にあるのは低金利が長く続いていることと、不動産価格や建築資材が高騰していて、ローンを多く組まないと住宅が購入できないという社会事情です。
かつては借入金の適正額は年収の4倍までと言われていたのが、いまでは年収の7〜8倍に及ぶ家庭も多くなっているとのこと。
顧客獲得競争をする金融機関も金利の低さだけでは差がつきにくくなり、借入期間も競うようになってきて、50年まで借り入れ可能にすることで差別化を図っているという構図です…
借入期間を長くすれば、総返済額は増えるものの、毎月の返済額は少し減りますので、お子さまが成長するまでは教育資金にまわすなど、ご家庭に合わせた借り方を考える必要があります。
知り合いの年配の方が、息子さん夫婦が住宅ローンを組むというので、いっしょに金融機関を5~6カ所まわったという話を聞きました。金融機関によっていろんな特典などが異なります。同じ低金利でも、条件をクリアすることでさらに少し低くなるとか、公務員など給与収入が安定している場合は優遇されるなど、いろいろです。ネット銀行も預貯金を担保に超低金利などいろんなオプションを持っています。
住宅購入をお考えの方は資料など情報集めをされていると思いますが、一歩引いた位置で、住宅購入そのものの検討(購入の必要があるのか)も必要ではないかと思います。
賃貸といえば集合住宅ですが、今は高齢化で空き家になっている家も多数あります。そういった一軒家を借りるという方法もあります。また、新築住宅ではなく中古物件も視野に入れると資金計画の方向も変わります。
ヨーロッパの人のように、本格的なセルフリノベーションとまではいかなくても、住まいを自分でプロデュースし、生活をもっと楽しむという選択もあります。
日本の住宅には外から見ると(内からはなかなか見えないですが😑)問題点も多いのです。
忙しい日常生活のなかでゆっくり考える暇はないかもしれませんが、慌てて取りかかることもないかと思います。
せっかくの住宅購入です、いろんな出会いの機会があります。多大なエネルギーを使いますので楽しくやってください😊