こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。
10月といえばハロウィンですね🎃
日本にもすっかり定着していますね。なんのお祭りなのかいまひとつわかりませんが(苦笑)
ハロウィンにちなんでモンスターについてちょっと。はて?なんでハロウィンだとモンスターなのでしょうか⋯?
それはさておき。みなさん、「モンスター、怪物」という言葉から、どんな姿をイメージしますか?
私はモンスターといえば、「モンスターペアレント」「モンスターペイシェント」という言葉が思い浮かぶので、イメージする姿は人間です。見た目は普通、そして普通に生活していますが、ひとたび何かに不満を持つと、まさにモンスター、怪物、鬼のような形相で理不尽な要求をし、苦情を申し立てる⋯こんなかんじです。
みなさんはどうですか?
実はこの質問、今朝の朝刊に載っていた、外国での読書に関するワークショップから拝借しました。
質問の後に、「とがった耳、口は大きく、腕は長く足は短い⋯」など怪物の特徴を示す文章が続きます。そして、自分が思い浮かべた怪物を絵に描くのですが⋯
描き終えた絵を見せ合うと、皆の絵はそれぞれ違いがあるのです。
同じ言葉、同じ文章に触れても、心に浮かぶ映像は人それぞれ。
読書も同じ。
ということで、ブラジルのワークショップ、読書の魔法アカデミーでした。
面白いですね😊
私たちは毎日言葉や文章を使っていますが、必ずしも思い描くものは同じではないのですね。なぜか伝わらない、もどかしい⋯と思うのはよくあることですし、分かり合えている!という喜びや共感が錯覚、勘違いということもあるのです。
ブラジルでは識字率がずいぶん上がっており、日本のように100%とまではいかなくても、95%ぐらいだそうです。一方で、別の課題として、字を読むことはできても、文章を正しく理解できない人が人口の約30%はいるとのこと。これは⋯ブラジルだけの問題ではないです。
私は小学生の頃、国語の時間に当てられて教科書を読むことが半分好きで、半分嫌いでした。好きな理由は、読み間違えたり、つっかえたりしないので得意になれること、嫌いな理由は、間違えたところで読み手交替となるので、延々と読むことになり、他の人から疎まれるから。
私は内容などろくにわかっていませんでした。それなのに、ただスラスラ読めるだけで教師は「よくできる」などとお目出度くも感心するのです。字を読むことはできても文章を正しく理解できないは他人事ではないのです。
物事は表面だけを見ていてはわからないし、思い込みで物事を判断することは愚かでバカなこと⋯なのに、なのに、いつも表面だけなぞって、自分だけの思い込みで何の不都合もないつもりでいるのです⋯😓
読書についても、です。
数年前にさらっと読んで、なんとなくわかったつもりでいたある本を先日読み返してみて、なぜ、数年前にはわからなかったのか?なぜ気づかなかったのか?という箇所ばかり。本当に。表面だけ、自分の思い込みばかり。それがよくわかる経験でした。
読書は時々でもいいので、誰かと読書会のように読み合わせたり、ここが好き、よかったというように感想を言い合うのがおすすめです。読書は自分ひとりで楽しめるエンタメですが、誰かと共有するのも楽しいエンタメです。読書の秋にぜひ。