こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。
あと数日で新年度を迎えます。
新年度だからといって特に変わることはないのですが、世間の慌ただしい空気に感染して、自分までがなにか急かされているような気がします。
お子さまの進級や進学を控えているお母さまは神経がピリピリしていらっしゃるのではないでしょうか。
そういうときは、流動的な情報と少し距離を取ったらいいですよ。
SNSを見ない、スマホを電話やメール機能に特化して、使用時間を短くするなどがおすすめです。
かわりにお家にある古本でも手に取ってみてください。新しく買ったり、図書館で借りてこなくてもいいんです。すぐそばにあるけど、存在を忘れていたようなものを手に取ってみてください。
私も先日、すっかり忘れていた、学び続ける人への励ましの言葉に再会しました。仕事部屋(コックピットルームと呼んでいる、160センチ×240センチの納戸です)の壁に貼り付けてあった、ある本の1ページをコピーしたものです。
医学部予備校ウィンダムの数学講師岳野雅継さんの言葉です。
出題傾向や難易度にかかわらず、数学の力を上げるうえで最も大切なことは「地道な作業」。これを飛ばし、ラクな方法(例えば意味もわからず暗記とか)で勉強をやったつもりになっていると、自分の力で解ける問題は本当に少なくなってしまう。
数学についての考えですが、他の教科や人生全般についていえることです。大人の世界でも生産性や効率といった大義名分のもと、要領よく習得するやり方が主流となっています。
社会人が働きながら資格を取得するために効率よく学ぶやり方が子どもの教育にも取り入れられています。例えば、時間のかかる「かく」という作業をあまりしなくなったり、タブレットを使った電子教材を使ったり。
これからの時代は否応なく電子機器を使うようになります。乗り遅れないようにと思っても、勝手に乗せられて連れていかれるのです。
だからこそ、家では世間とは少し違った足並みで、あえてアナログでいくというのがバランスが取れていいと思うのです。
流れに掉さすばかりが人生ではありません。流れを押しとどめて、別の流れを作るのもまたよしです。
ということで、むりやりまとめますね(笑)
SNSや世間の声よりも、古ぼけたアナログな言葉や、目の前のお子さんの姿をちょっと賞味してみてください。なかなか味わいがあります。
では、BeBRAVE!