日本は男女平等G7最下位、それでも大幅進展…

こんにちは。BeBRAVE.Sの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

猛暑の兆しがすでに色濃い6月半ばですが、朝夕はまだ涼しく過ごしやすいです。庭に椅子とテーブルを出して涼んでいると、日に日にぼってりしてくる白い月が少しずつ高いところに移動しています。茜色の空に佇んでいたころは三日子ちゃんと呼んでいました。今はボテ子ちゃんです…

先日の新聞にジェンダーギャップ指数2024年版日本146カ国中118位の記事がありました。

これでも、過去最低だった昨年から順位を7つ上げて、大幅進展と評価されているとか…

閣僚の四分の一を女性が占めるなど政治分野における改善が順位上昇に寄与したらしいです。

G7の中では最下位ですが、他の先進7カ国はドイツが7位、イギリスが14位、フランスが22位、カナダが38位、アメリカが43位、イタリアが87位。日本は94位の韓国や106位の中国にも及ばず、アジア太平洋地域18カ国中17位とか…

今回はついでに、国際NGO「国境なき記者団」による「報道の自由度ランキング」についても書いときますね。

「明日の自由を守る若手弁護士の会」共同代表の黒澤いつきさんがある機関誌で論じていましたのでちょっと拝借します。

日本は世界180カ国ちゅう70位。

日本について、議会制民主主義国家であり、報道の自由と多元主義の原則は一般的に尊重されてはいるが、伝統的・ビジネス上の利害関係、政治的圧力、ジェンダーの不平等などにより、ジャーナリストが監視役としての役割を果たすことができないとことが多い、との評価でした。

黒澤さんは、権力とメディアが親しいという日本独特の関係性への批判であると論じています。

国民の知る権利に奉仕するために権利を監視するというマスメディアの使命を理解していない記者があまりに多い。夜討ち朝駆けで気に入られるように取り入り、飲み会や麻雀仲間にしてもらい、特ダネを教えてもらうという手法では議員に批判的な記事は書きづらい。

かなり厳しく批判してます。

国会は共同親権や自民党の裏金問題、重要経済安保情報保護法案など目白押しで、イスラエル・パレスチナ戦争も深刻化していて、国民が正確に知りたい情報は日々山ほどあるのに、どのテレビ局も大谷翔平選手の活躍や通訳の賭場問題ばかりやっている。この光景を異常だと感じる人は少なくないはず…との指摘。

中3の我が家の娘でさえ、大谷翔平選手礼賛に首を傾げていたくらいですから、大人はなお不満では?とは思うのですが…

黒澤さんは最後に、視聴者・主権者の突き上げが必要と締めくくっていました。

これ、たぶん黒澤さんの一番言いたかったことだと思います。

毎日の生活でいっぱいいっぱいでそれどころじゃないわ💢と言いたいところですが、毎日の生活が少しずつ締め付けられるように苦しくなっているのは海の向こうの戦争、いわば彼岸のことが原因でもあるのですから…

というよりも、たとえ悲惨なことばかりでも、それでも、彼岸を遠く眺望するのはエキサイティングです。彼岸はもはや此岸でもあるし…

それでは、熱中症にお気をつけてお過ごしください!