本物のSDGsは古くない!

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こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

きょうは今さらながらSDGsエスディージーズについてちょっとお話ししたいと思います。

SDGsなんて、もう聞き飽きた感がありますか?LGBTQほどトレンドではありませんか?もう旬な話題ではないかもしれませんね(笑)

でもついこないだまで新聞で「紙のストロー」とかが話題になっていましたよ。

実は私はこの「紙のストロー」など、プラスチックを紙に代えたという「エコ」や「SDGs」にずっと違和感がありました。紙は木を使うから森林破壊になり、その代替として安価な石油でプラスチックを大量生産・大量消費しているのに、なぜ紙のストローを使うのがエコ・SDGsなのか?と思うからです。ストローなど不要ですし、どうしても使いたいなら割高にすればいいのに、無料の紙ストローに代えるなんて欺瞞です。

ある月刊誌でアパレルデザイナーイノウエブラザーズの井上聡さんが、本物のSDGsと嘘っぽいSDGsについてお話しをされていました。

水やトイレットペーパーを大切に使いましょう、といった表面的な言説が溢れ、かえって本質が見えづらくなっている。

SDGsとは「感謝の気持を持つこと」。感謝できれば物の背景やストーリーに興味を持ち、日々のあらゆる行動に変化が生じていく。このような考え方は元々日本に根付いていたもの。

消費者は人や社会のために良いことをしたいという気持ちがある。企業がそこにつけこんでビジネスに利用することは許せない。本当は地球のためになっていないのに環境配慮を過度に喧伝するグリーンウォッシュは最たる例。

SDGsは特別なものではなく、身近なところから実践できるもの。

この観点からすると「ジェンダー平等」の実現からはじめるべき。大企業が生産過程で排出するごみをゼロにするには時間がかかるけど、一方、明日にでもすぐ実現できるのがジェンダー平等。男女が同じ労働をしていれば同じ給与や機会を与える。それをやらずに、時間がかかることから始めるのはなぜでしょうか?すべての人は女性から生まれてきたという最も身近な事実があるにもかかわらず女性差別が根強く残り、そんな中で紙のストローやマイ箸持参が本当にSDGsなのか。ジェンダー平等は女性のためではなく人類のために必要。

いかがでしょうか?

井上聡さんはデンマークのコペンハーゲンで日系2世として生まれ育ち、白人社会で激しい人種差別に遭い、日本においても何度も差別を受けたといいます。

デンマークに対しては愛と憎しみが混じった複雑な気持ちを抱いているとのこと。日本とデンマークどちらもそれぞれによさがある。どちらかを全肯定あるいは全否定するのではなく、両方の良さを認め、柔軟に取り入れることが大事。最も大切にしているのは中道と井上さんは言います。

日本は何かというと、アメリカでは〜、ヨーロッパでは〜と全肯定してそっくり(しかも都合のいいとこだけ)真似しようとします。あるいは中国韓国などのやり方は全否定します。

中国なんて完全に男女平等なのに取り上げもしません。ジェンダーといえば北欧を中心としたEU諸国。いつも決まってます。

ゴミの分別やリサイクルもドイツなどのつまみ食い。

偏見承知で言いますが、アカデミックな世界や知的労働を自負されている方々こそ、最もジェンダー平等を平気で踏みにじり、男性としての既得権益を抱きしめて離そうとしないように思えます。

私は最近建築現場で基礎工事のお手伝いをしましたが、きっちり男性と同じ報酬をいただきました。現場担当の方からしたら力や能力で不満はあったことと思いますし、男なら…との思いもあったと思います。それでも平等に仕事を教えてもらい平等に報酬をいただきました。これ、SDGsそのものです。家は自然に生えてきません。誰かが作業しています。当たり前のことなのに、自分が経験してみてはじめて知りました。SDGsとは感謝のこと、井上聡さんの言葉よくわかります。

イノウエブラザーズ