こどもは未確認物体であり驚異的な生物です。畏怖の念を!

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

赤ちゃんて、なんか知りませんがすごいですね!

今さらですが!

出産後間もない方やまだ1~3年未満ぐらいだと、あまりの目のまわる忙しさで冷静にそのすごさを評価できないかもしれませんが、気持ち的に数歩さがって眺めてみれば、「あり得ないわ!」という成長です。

1日に体重が何十グラムも増えたり、あーとかうーとか声を出したり、ママとかまんまとか意味をわかって発語したり、ある日突然「ちょうだい」とか言ってみたり、寝っ転がって移動してみたり、ほふくしてみたり、かと思えば前にすすんでみたり、ジャンプらしきものをしてみたり…他の動物に較べればはるかにのんびりではあるものの、大人の人間にはなし得ないことばかり…

大人は英語のシャワーを浴びても英ぺにはならないし、訓練しても身体機能は飛躍的には向上しないし、新しい機能はたいてい習得に失敗する…

私は保育士養成校で乳幼児について学んでいたころから、驚異的な種族だな子どもって…と畏怖したものです。(なんで驚異的な種族が大人という平凡な種族に変化するのかは不明である)

ここ10~20年ほどで、あたかも人間が神を超えたかと錯覚させるような著名人の言動があったり、AIの進歩で未来はバラ色(もしくはダーク色…)だと浮かれてみたり、恐れてみたりですが、おそらく人間についてはほとんど解明されていないと思われます。遺伝子を解読したぐらいでなぜあれほどどや顔になるのかは謎…なぜ遺伝子があのようになっているのかもわからないのに…

子どもが言葉を獲得するメカニズムもほとんどわかっていません。言葉の発達について養成校で2年間学びましたが、すべて周辺事実ばかりで、核心にはついぞ至りませんでした。最後の授業の日、最後の5分ほどで講師の先生が驚きの事実を明かしました。(私はその日かなりドキドキしていました。今日こそ言葉獲得のメカニズムが先生の口から明かされるのだ!…しかし終わりの時刻が近づいているのに先生はのんきに「他の」話ばかり、なぜ?と、気が気ではありませんでした。)先生は軽いかんじでこう言ったのです。

あ~、実言うとな~ようわかってへんのや…(先生は関西人でした)子どもの言語獲得のメカニズムは長年研究されとんのやけど、解明されとらんのやわ…よーわからへんのやわ…

なんやて!!

びっくりしました。

今までの授業ってなんやったの?

なんかすごいショックでしたが、大きな経験でした。偉大な科学者はみな、「わからない」「わからないことばかり」「わかっているのはほんの部分だけである」というようなことを言っています。

わかったようなことを言っている人は、ノーベル賞を取っていない人たちばかりです…

ということで、無理やりまとめに入ります。(最近の常とう手段)

わかったようにこどもを決めつけるのはとんでもないことですよ!ってことでしょうか。

自分から派生していながらもはや別個の物体、未知なる生物の子どもには畏怖の念をもって接しましょうということです!

梅雨が明けると高温です!夏を無事乗り切って実りの秋を迎えましょう!

BeBRAVE!