水分補給で命と健康を守りましょう

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

豪雨に続き猛暑が各地を襲っています。線上降水帯は北上し、被害は大きくなっています。2年前、静岡県熱海市での土砂災害のときに指摘されていたように、集中豪雨がいつ起こるかわからない時代になっているのだと痛感します。

熱中症のニュースが連日伝えられています。涼しいのは早朝のほんのひとときで、太陽が見えた途端、熱波がまたたくまに地上を覆います。

お母さま方はお子さまが熱中症にならないように、十分すぎるほどの注意をされていると思いますが、ご自分のお身体にもしっかり注意を向けてくださいね。

熱中症で亡くなる方は毎年1000人以上です。高齢者が多いのですが、成人の方や小さなお子さまでも危険は大きく、また、間違った水分補給で健康を損ねることもあります。

医師の谷口秀喜さんは「いのちを守る水分補給 熱中症・脱水症はこうして防ぐ」のなかで、間違った水分補給や水分のとり過ぎによる健康被害について警告しています。

 

必要な水分量は体重によって決まり、50キロ前後であれば2100mほど、15キロなら1200ミリほどですが、水分摂取の基本は食事であり、残りを水やお茶などで補うのがベストであると谷口さんは強調しています。

食事を基本にすることで、水分がゆっくり体内に吸収され、尿として排出されにくく、体に保持されやすいのです。水分と同時にエネルギーと栄養素も摂取できます。

みそ汁やスープなどを食事につけるのがいいのですが、苦手な方や暑いから嫌だという方は、水分の多い夏野菜や果物、とうふなどを使った料理でもいいと思います。食事は自然なかたちで無理なく水分が取れます。

お子さまの脱水症を心配してスポーツドリンクなどを日常の水分補給のメインんにしている方がもしかしていらっしゃるかもしれませんが、発熱などで食欲もなく、体力を消耗しているとき以外は、虫歯や糖分過多のデメリットのほうが大きいとのことですので、なるべくなら水かお茶などがいいと思います。

熱中症は、外の環境も大事ですが、体の中の環境もおなじくらい大事です。

睡眠不足も熱中症の原因となります。暑くて寝不足気味という場合、エアコンを調整したり、昼寝をするなどで工夫して睡眠を確保してくださいね。睡眠不足は自律神経の働きを不活性化させ、副交感神経がうまく働かなくなり、血管の拡張ができず、温度の高くなった血流を皮膚に移動して放熱して体温を下げることができなくなります。また、湿度の高さも放熱を邪魔しますので、汗をかいたらこまめにふきとってください。エアコンで体を冷やす前にも汗は必ずふき取ってくださいね。

お子さまの水分の記録をとっていらっしゃる方は、その横か、あるいは付箋にでもご自分の水分もメモしておくといいですよ。

あまり堅苦しく考えずに、食事で栄養や水分が十分とれないときは、サプリメントやジュースなどでもいいと思います。基本は基本として、自分なりのアレンジで楽しんだらいいのです。

それでは暑さに負けず、BeBRAVE!