会社の備品の私的使用はいけません。

 

こんにちは。BeBRAVE.S代表の明正明美(みょうしょうあけみ)です。

みなさんは、「雇用されている」ということを意識したことはありますか?

働く人のうち、雇用されている方は男女ともに9割近くになります。

働き方が多様化しているとはいえ、多くの方が雇用による働き方をしているのです。

雇用される働き方のメリットは労働関係法によって保護されていることです。

実感は薄いかと思いますが、フリーランスや事業主に比べると、時間や報酬、社会保障などはかなり手厚くなっています。

一方で、デメリットは事業主の指揮命令下にあり、事業主の課す服務規定に拘束されることです。

先日、次のようなお問い合わせがありました。

ケータイ電話へのお問い合わせで、社会保険労務士案件でした。

その方は会社名を名乗り、個人名はおっしゃいませんでした。

表示されている電話番号は企業のものらしく、同じ数字が並んだものでした。

「仕事は関係ないんだけど」と前置きしたうえで、退職された方の傷病手当金について質問をされました。

私はちょっと混乱して聞き直しました。

誰もが知っている企業の名前でしたので、「〇〇会社の方ですね。従業員さんのことでご相談ですか?」と。

その方は、違います。個人的なことです。とおっしゃいます。

後で調べましたら、やはり電話帳やウェブサイトに公開されている会社の番号でした。

私は十数回以上転職していますが、会社の資産の私的使用というのは当たり前のようにどこの職場でもありました。

この程度で大げさな…と思われる方もいらっしゃることと思います。

たしかに、この程度では懲戒処分はおろか、口頭注意さえされないと思います。

そして、それこそが大きな問題なのです。

これまで何度か従業員のやや度を越した会社備品の私的使用を見てきましたが、管理監督の地位にある者のうち、きちんと注意した人はいませんでした。

何十枚もの年賀状をすべて会社のコピー機を使って仕上げる、文房具類を箱ごと持ち帰る、食材や包装の類を単位で持ち帰る…たとえ1個でも窃盗ですが、これは明らかに度を越しています。にもかかわらず、見て見ぬふり、または見過ごす、これが当たり前でした。

そしてある日売上金が持ち逃げされたり、お客様をだまして虚偽の会計で「お客様から横領」していたことがわかり、警察沙汰にするしないで大騒ぎです。

小事が大事です。

自分のものと他人の物の区別はもの心つけばすぐに親から叩き込まれます。

お友達のおもちゃを奪えば叱られます。

お店に入って、お金を払わずに黙って商品を持ち去る人はいません。

それが会社の物となると違ってくるようです。

誰もが犯しがちな過ちですが、日本の会社社会ではどうもこの辺がルーズでゆるいようです。

会社の備品を一時的に使用することは軽微であれば使用窃盗であり、刑事上の犯罪とはなりませんが、当たり前のように会社の備品を使っていると、いずれ感覚がマヒしてしまい、大胆なことをやってしまいます。

雇用されている。

この意識をしっかり持ったうえで、権利と義務を認識してください。

会社の備品の私的使用はいけません。

感覚がマヒしないよう、

自分自身を戒めましょう。

BeBRAVE!