病児保育を利用するちょっとしたコツ

こんにちは。BeBRAVE.S代表の明正明美(みょうしょうあけみ)です。

みなさんは病児保育を利用したことがありますか?

ワーキングマザーにとって病児保育は外せない社会資源であり、とっても強い味方です。

私自身も何度か利用しましたが、ほんと、助かります。

ぜーーーったいに休めない!って人は、いくつかの病児保育をキープしていて、使いかたのコツも心得ていらっしゃると思います。

なので、ここでは、かつてサービス提供側にいた者からの、事業所内ではこんなことが議論されていましたよ~というお話を少しします。

私はかつて3歳未満の乳幼児ばかりがいる児童養護施設(乳児院)で保育士をしていました。

そこは病児保育もやっていました。

ある日の夜間帯(0時過ぎ)に、乳児院のほうに病児保育の空きの確認と予約の電話がありました。

夜勤担当者が空きを確認して翌朝返事を伝える旨を伝えました。

翌朝の申し送りのときに、この対応が問題となりました。

児童養護施設だから24時間やってるってわかって電話をしてきたんだ。

夜中に子どもが熱を出して焦ったのはわかるが、あまりに非常識だ。

翌朝の病児保育開始時間に電話をかけ直すよう伝えるべきだった。

空きを確認するなどの対応はするべきではなかった。

担当者にはかなり批判がでました。

しかし、院長は経営のこともあり、困っているのだから受け入れる云々と言い、余計に批判が強くなりました。

そのときに、開始時刻前に申し込みの電話をする人についても議論がでました。

フライングだ、ずるい、という声があがりました。

まじめに正直に時間通りに電話をした人が、一足遅かったために利用できないというのは理不尽だ、ということでした。

受けるんではなく、時間になったらかけ直すよう言うべきだと。

そのときに、じゃあ、1~2分前だったら?という話がでました。

う~ん、断りにくい、受けるかも…ということでした。

みなさん、この議論をどう思いますか?

麻疹(はしか)や水痘(みずぼうそう)、インフルエンザなどの感染症は隔離室を利用するので、同じ感染症であれ複数の子どもを預かれますが、異なる場合は預かれないので、経営のことも考えると選別することになります。

とはいえ、やはり予約や先着順は公平の観点から優先されます。

そんなとき、受け入れるほうも人間ですから、ちょっとしたことで心が揺れるのです。

ワーキングマザーの強い味方である病児保育は、マナーを守って、働く人を思いやって利用する。

これが一番です。あえてコツと言うならこれがコツです。

自分さえよければ、といった態度が出てしまうとよい印象を持たれません。

ほんとはルール違反なんだけど、この人は助けてあげたい…

人間て、そんなふうに思うものです。

お互い様。それはサービスを利用するほうも、提供するほうも同じです。

BeBRAVE!