こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブの明正明美(みょうしょうあけみ)です。
朝方は雲に覆われ、雨もパラパラ降っていましたが、いつの間にか青空が広がっていますね。昨日までの蒸し暑さはなくなり、さわやかな空気です。
二学期が始まり、運動会だ遠足だ、学芸会だとなんだかんだ学校イベントが目白押しでお母さまがたは忙しいのではないでしょうか。腕のふるいどころではありますが、あまり無理なさらず、テイク・イット・イージーで!
先日定期購読しております月刊誌「クーヨン7月号」を読み返していましたら、モンテッソーリ教育の創始者マリア・モンテッソーリの言葉が目にとまりました。
「子どもは疲れを知らない働きバチのようだ」(本もののモンテッソーリ教育を学ぶ12 ヶ月、平和は子どもはからはじまる。第4回大人の仕事vs子どもの仕事)
小学校就学前の子どもはまさにその通りだと思います。
コスパ、タイパを求める大人からしたら、天を仰ぎたくなるような無駄な労力を使って何やらせっせとやっています(笑)
大人はそんな子どもたちに「良かれと思って」「子どものために」「要領」を教えようとします。
うまく「要領」をつかんで大人の求める結果を出す子は褒められ、親は満足し、鼻の穴を膨らませます(比喩表現です!)。
そうでない子は親と格闘しながらもがき、親は親で自分のことを棚に上げて、子どものことで苦労ばかりだと嘆きます。(誰も同情してくれませんが‥)
子どもも親もそれぞれですので、いろんなパターンがあります。行き詰まったなと感じたら別の道に曲がってもいいと思います。
モンテッソーリ教育は歴史がありますが、なんか今流行ってる?らしいです‥将棋の藤井名人の影響でしょうか?
クーヨンの連載ではなかなか面白い話が載っています。保育士養成校を卒業してすでに20年以上が経ちますが、久しぶりに子どもについての学びに触れ、やはり人間というのは未知の部分が多く、機械とは一線を画するものなのだなと思いました。
国際モンテッソーリ教師深津高子さんの記事からいくつか抜粋します。
・自分自身に内臓する自家発電機のエネルギーを使いたくて仕方がなく、それを使える場所を常に探しているのが子ども。
・幼い子どもたちの仕事は「自分を成長させること」。より人間らしい人間になるための非常に大切な真面目な仕事。大人の働く姿とは全く事なり、明確な開始や終了の時間はなく、ただ常に何か仕事をしている。作業が終わったと思っても、またすぐに最初から同じ作業を繰り返す。
・子どもたちがこのような働き方をするのは、仕事の目的が内面にあるから。人格を作り出す重要な作業を続けている。自分が満足するレベルに達するまでとことん繰り返す。(大人だと職人さんでも無理かも‥)
・子どもはタイパやコスパではなく、仕組みや過程など、化学現象に興味がある。(当たり前といえば当たり前です!!!)(大人はこれらを邪魔しながら、ノーベル賞を期待するとかトンチンカンをやってます‥)
・ある6歳の子どもは、「テレビを観る1日が早く過ぎるからヤダ」と言う。(孤独な大人がテレビなどの動画を長時間見るのと真逆の理由かも‥)
モンテッソーリ教育は方法論を書いた本が多いのですが、理論は明確です。でも、とりあえず実践を!という方には、2歳児にしてもらうお手伝いをご紹介しますね。
2歳児にはワンアクションが良いそうです。ひとつの動作でできる行動です。例えば、キャベツをちぎる。植物に水をやる。蒸したじゃがいもなどの皮を剥く、など。
徐々にツーアクション、例えば、バナナの皮を剥いてバターナイフで切る、マヨネーズを絞ってから混ぜる、スコップを使ってから洗うなどに発展していくといいそうです。
クーヨンはなかなか面白い月刊誌ですよ。興味のある特集のときだけ購入するとか、図書館で借りて読むとか、Amazonやメルカリで中古品を買うとかでもいいと思います。おすすめです😊
それでは三連休最後の日を楽しくお過ごしください。