現状がツラいときは「時間」について考えてみるといいですよ

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

コロナ感染者数は高止まりしています。

いつまでこんな状態が続くのか、感染者となった人や濃厚接触者となって隔離されている人、学校や職場に行けない人、感染を恐れて自粛している人、程度は違っても、みなが苦しい状況にあります。

コロナ感染に限らず、現状がすごくツラいときってあります。

仕事がしんどい、勉強がしんどい、借金返済がしんどい、育児がしんどい、介護がしんどい、ママ友(夫でも子どもでも友人でも上司でも)との関係がしんどい…

しんどい渦中にあると、それが永遠に続くと思われます。(楽しいときもそうなのですが、しんどいときと少し違うのは、頭のどこかでいつかこの幸せが終わることをわかっていて、ちょっぴり切なかったりすることです)

私はそういうとき、いつも「時間」について考えます。

小さい時から時間には興味がありました。時計で計る時間はいっしょなのに、放課後や休日に仲のいい友達と遊ぶときは時間は矢のように過ぎ去り、授業時間や先生に叱られているときは永遠のように長いのですから。息を止める競争や冷水器の水を手の甲に当てる競争の時とかも長いですよね、永いというかんじ。

時間をテーマにした作品が大好きでした。タイムトリップは特に好きで、未来よりも過去に戻って後悔を先立たせるという空想もよくやりました(笑)

今は年のせいか、過去はあまり気にしません。やり直すことが多すぎて疲れるのです…代わりに未来を想像することが多くなりました。

時間は現実世界では巻き戻しはできません。早送りもできません。けれども時間はたいしたものです。

私の大好きな作品、イギリスの作家アレックス・シアラーの「13カ月と13週と13日と満月の夜」の中の時間についての文章をご紹介します。

時間はあらゆることをやってのける。まるで魔術師のように。秋を春に変え、赤ん坊を子どもに変え、種を花に、おたまじゃくしをカエルに、あおむしをさなぎに、さなぎを蝶に変える。そして、生を死に変える。時間にできないことはなにもない。時を逆戻りさせること以外は。

そうなのです。時間はどんなことも変えてしまうのです。

100年後、あなたのお子さんはこの世に存在しない可能性が高い。

100年後、あなたはほぼ確実にこの世にいない。

50年後、あなたのお子さんはこの世にいないかもしれない。あなたも。

20年後、あなたのお子さんはもう赤ちゃんでも幼児でも子どもでもない。

20年後、あなたはもう若くないかもしれない。

10年後、あなたのお子さんは今よりもできることがけた違いに増えているかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

10年後、あなたが幸せの絶頂にいるか、不幸の底にいるかわからない。

5年後、あなたのお子さんもあなたも、思いもしない境遇にいるかもしれない。

1年後、あなたのお子さんもあなたも今とは違っている。

半年後、1か月後、2週間後、3日後、明日、数時間後…変わってないものなんてなにもない。

そう思うと、今のツラいことが少しだけラクになるような気がする。

石のようなものは永遠に変わらないようにも思えますが、浜辺で石拾いをしていると、たとえ自分がその過程を目の当たりにすることはなくても、石が確実に変化を遂げているということが浜辺に落ちている姿(結果)からわかります。

太陽でさえ、何億年後かには燃え尽きるのです。コロナというウィルスがどのような形で変化を遂げるのかはわからなくても、今のような状況が終わることは確かです。

楽しいことと同様にツラいことも終わりがきます。

うれしいこともツラいこともひっくるめてBeBRAVE!