肌身はなさず持ち歩いているものは何ですか?

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

みなさんは、普段肌身離さずどんなときでも手元に置いているものがありますか?

スマホとかでしょうか?(笑)寝る時もベッドサイドに、仕事のときもデスクの上やポケットの中、食事中もテーブルの上とかですか?(笑)

確かに、スマホは離れがたい機器です。でも常に何やかやが入ってきますので落ち着きませんよね…

他にものど飴とかアルコール消毒液とか、人それぞれの「これは外せない」というものがあります。

防災・減災、危機管理が専門の関西大学特別任命教授の河田惠昭(かわたよしあき)さんは、新幹線に乗るときは必ず飲み物と駅弁を買うそうです。事故などで新幹線が止まったら簡単には運転再開しないからです。

事故とかが起きなければ…駅弁を食べればいいだけです。飲み物は平時であろうと有事であろうと生存に欠かせないものなので乗り物のなかでは貴重です。

私はのどの渇きにトラウマがあって(高校生の時、部活動の試合で水分を切らしてすごく苦しかったんです…)以来、水分は欠かさず持ち歩いています。寝る時も、ベッドサイドにペットボトルを置いていますし、どんなに近場であっても水分は必ず所持して行きます。

食物なしでも、水分だけで2~3週間は生きることができますが、水分を全く摂取できなければ4~5日で死んでしまいます。水分を手に入れられないという状況はそうそうあるわけではありませんが、水分摂取できないのは健康にも大変悪いので、常に水分を身近に確保して携帯し、また、どこで入手できるのか、コンビニ・スーパーなどで購入するほか、水道水のあるところ、公園なども念頭に入れておくといいです。地震などの災害で地域全体が壊滅状態のときは別ですが、日本は治安もよく、多くの人は親切で、困っている人が助けを求めれば手を差し出します。保育園や学校、郵便局、オフィスなどで「お水(あるいはお湯)をください。困っています」と言えば提供してくれるはずです。

サバイバルというほどではありませんが、生存に必要なものは、日ごろの備えと交渉する勇気、助けてと言える勇気でしょうか。

サバイバルといえる状況になったときでも、力で奪うやり方よりも助けを求めて協力し合うというやり方のほうが効率はいいのではないかと思います。

先日、テレビドラマ「ペンディングトレイン」で、電車の車両ごと未来にタイムトリップしてしまうというのをやっていました。核戦争か何かで都市は消滅してしまい、砂漠とジャングルの中で現代日本の老若男女がサバイバルしていくわけですが、状況がまったくわからないなか、なんとか秩序を維持し、みなで協力しようとする消防隊員と彼を助ける乗客たちの姿は小さな希望の光のようでした。今後の展開が楽しみなドラマです。

今の生活は当たり前のように思えるけれども、ほんの少しのバランスの崩れで手からこぼれ落ちていく、とても危ういリスキーな脆弱なものかもしれません。

便利でありがたい現代文明ですが、便利であるということは裏を返せばとても不便ということです。スマホが一時フリーズ状態となったことで慌てふためき、こんなことを考えた次第です…

どんなときも、あきらめない。

そして、勇気を自分の心から取り出す。それが大事です。

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