2023年最後の日です。心ゆくまで2023年をお楽しみください

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

きょうで2023年も最後です。毎年当たり前のように、年を越すとか年が明けるとか言ってますが、これは太陽の周りを一周する間に、地球の自転が365回か366回終わったということなのですね。これもなんだか当たり前のように思えますが、昼と夜がしっかりあるから認識できることです。

写真家の星野道夫さんの古い文章を読んでいましたら、真夏のアラスカでの白夜のことが書かれていました。北極に近いところでは真夏の2カ月間は太陽が沈まないか、ごくわずかの間隠れてもうす明るい状態のようです。太陽は頭上をぐるぐるまわるだけ。1日の区切りをどこにつけていいのかわからない。毎日日記をつけていないと、カレンダーを見ても該当日を失ってしまう。こんな生活の中でさえ(星野さんはカリブーという鹿を追って野営しています。)時計を見て時間をたしかめ、カレンダーを気にしている。このように書かれていました。星野さんが時間や日付を気にするのはひとつには、迎えの飛行機です。飛行機なしで現地へ行くことも帰ることもできないのですから、日付を間違えるわけにはいきません。ただ、それ以外にも、やはり人間がたったひとりで原野で正気を保って生きていくには日付の感覚が必要なのだと思います。ロビンソン・クルーソーも日時計を作り、日記をつけ、聖書を読んでいましたから…

このあと星野さんは面白いことを言っています。もし人間の一生がカレンダーで区切られるものならば、70歳まで生きるとして70冊のカレンダーだ。つくづく時の流れの奇妙さを思った。

星野さんのカレンダーは46冊です。なんかどれも分厚そうです…ちなみに1990年代の日本男性の平均寿命は75歳です。今は82歳になっています…

カレンダーといえば、みなさん100年カレンダーなるものをご存じですか。生まれた年からきっかり100年分のカレンダーが記載されている、両手を広げたぐらいのかなり大きいサイズのものです。どこかの会社の社長さんが新入社員には必ずプレゼントするとして新聞で紹介していました。私もさっそく購入してみました。過去未来の誕生日の曜日などがわかるのが面白いです。700円ぐらいです。生まれた年で選びます。(100年カレンダー

 

最後に、年末年始のお子さまの事故防止のために、本を1冊ご紹介します。

「小児科医が教える子どもを家庭内での思わぬ事故から守る本」(坂本昌彦)です。

ポイントはいっぱいありますが、最大最重要なものは、

「子どもから目を離さないことは不可能」ということです。目を離しても重大事故にならないような工夫が必要だということです。

もひとつは、「成長に応じて事故の内容は変わる」です。これは親御さんならだれでも知っていることです。でも、いつ、どの瞬間で寝返りをするか、はいはいするか、つかまり立ちをするか、それを知ることはできません。半年から1年先を見越して安全対策を立ててください。生まれて1週間の赤ちゃんは自力では動けません。でもストーブや、加湿器などはすでに安全な場所に設置してください。赤ちゃんに安全な環境はお母さんにだって安全だからです。

外出の時には気を張って注意される方が多いと思いますが、子どもの事故は家庭内がトップです。(実は高齢者もそうです。労働年代は家にいることが少ないですが、テレワークの方、お家のなかで過ごすお母さんなども家の中での事故が多いのです。)

一番多く過ごす場所で事故は起きやすいということです。

絶対に事故は起こさないという強い決意を持って年末年始を安全に過ごしましょうね!

心ゆくまで2023年をお楽しみください。