家事へのダメ出しと家事分担の定着はなんの関係もありません

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエス代表の明正明美(みょうしょうあけみ)です。

 

2週間ほど前、我が家では、家事の分担をめぐって夫と大喧嘩になりました。

小6の娘を巻き込んでの大騒ぎでした。

翌朝から夫が動き始めました。

詳細は(家事の分担をめぐる夫との大げんかでわかったことは、人生は喜劇であるということ)で…

あれから約2週間経ちました。

ほとんどすべては、何事もなかったように元に戻りました。

朝食の準備や娘のお弁当などはなし崩しに自分自身のところに戻ってきました。

夕食後の皿洗いは1年ぐらい前から夫にお願いしていましたので、それは続けてもらっています。

洗濯ものたたみも同様です。続いています。

つまり、定着したことと、定着しなかったことがあるのです。

皿洗いと洗濯ものたたみは「夫にできること」でした。

加えて、私はこの2つに関して、決して忖度も斟酌もしませんでした。

ごくたまに娘と二人で肩代わりしましたが、ごくごくまれでした。

夫の恨めしそうな表情、もしかして代わってくれるかもといった期待の表情にひるまず、一歩も譲らずにがんばりとおしました。

心に鎧をまとってその場を離れました。

その結果、定着しました。

朝食作りをはじめ、食事作りは「夫にはできないこと」でした。

だから定着しませんでした。

食事作りと朝の娘の送り出しなどについては前々から火種となっていました。

夫は「やろうと思えばできる」と思っていたので、少しずつやってほしいとお願いしても、「やる気のない時」には、にやにやしながら「そのうちやる、必要ならできるから」と言ってききいれてくれませんでした。

いざやり始めるとできませんでした。

朝起きることができませんでしたし、起きることができても段取りをつけることができませんでした。

同じことを繰り返すことはできても、イレギュラーなことになると対応できませんでした。

自分でスケジュールを管理して先のことを考えてやることができませんでした。

その点、洗濯ものたたみと食後の皿洗いはやることが決まっていて混乱することはありません。

(タオルが多すぎる、皿が多すぎることでパニックにはなっていましたが。)

結局、自分にできることは定着するし

自分にできないことは定着しない

それだけです。

それ以上でも、それ以下でもありません。

夫の家事へのダメ出しを「カジハラ」などと被害者ぶって妻を糾弾する風潮がありますが、家事の定着と家事へのダメ出しは何の関係もありません。

おだてても、ほめても、けなしても、怒鳴っても、できないものはできないのです。

誰のせいでもありません。

小6の娘の朝食の後の皿洗いは見事に定着しました。

これもやはり、娘にとって「できること」でした。

よかったのか悪かったのか判断はつきませんが、これが結果です。

定着しなかった家事についてはうっちゃっておきましょう。