出生前診断は”なんとなく”で受けるのではなく、目的を夫婦でよく話し合って。

こんにちは。BeBRAVE.S代表の明正明美(みょうしょうあけみ)です。

出生前診断についてお話します。

出生前診断、妊娠中の方は気になりますよね。

助産師HISAKOさんからのアドバイスをご紹介します。

(相談者さん)39歳、初産です。

出生前診断を受けようか悩んでいます。

どのように考えればいいでしょうか。

HISAKOさんは、まずは、妊娠おめでとうございます!と、

お祝いの言葉をかけ、35歳以上の出産は染色体疾患の発生率が上昇することを伝えています。

そして、次のようにアドバイスがすすみます。

どんな命も同時に尊い。

その通りです。

一方、多くの障がい児と家族は、孤独とストレスの戦いの中で、必死に生きておられる現実があります。

赤ちゃんに何かあった場合、療育していくことへの覚悟が必要で、あなたの限りある人生を大きく変える決断になります。

ですが、産む産まない、どちらの選択も優しさと責任あるアクセルの一つだと思います。

幸せの基準は人それぞれで、健常児だから幸せとも限らないし、障がい児だから不幸だとも限りません。

どんな命も限りない可能性に満ちています。

そのうえで、障害のある子を家族として受け入れるということはきれい事だけで語れることではないと思います。

出生前診断の絨毛検査と羊水検査は確定診断ですが、それ以外の検査は非確定診断です。

さらに、出生前診断でわかる障がいはほんの一部の染色体異常だけです。出生時までわからない疾患もあり、健康に生まれてきても病気にかかることもあります。

高齢出産だから”なんとなく”出生前診断を受けるのはお勧めできません。

心の準備をして、出産日を迎えるためなのか。

検査結果が出てからパニックになることがないよう、検査の「目的」を夫婦でよく話し合いましょう。

🌻

あたたかく、真摯なアドバイスだと思います。

HISAKOさんは11人のお子さんを出産していますが、(すごいです!)(オーストリアの女帝マリア・テレジアみたい!)7番目のお子さんが発達障害児です。

起こってくることは全て糧になる。

深い学びを与えてくれるお子さんから得た価値観を軸に、35歳から42歳までの4回の妊娠では出生前診断は受けなかったということです。

情報が多いと、心って揺れてしまうもの。子育ても同じ。

自分の揺れ動く心をたよりにしていて心もとなくなったら、誰かのあったかい言葉が効きます。

助産師HISAKOさんのオフィシャルブログ、ぜひ読んでみて!