飛び出すな!ではなく、「止まれ」です。

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

落葉樹がきれいに色づき、寒くも暑くもないこの時期は外遊びに最適です。冬までの短い期間ですが、お子さまとの散歩や公園でのひとときが貴重です。

お子さまとはしっかり手をつなぎ、短い距離でも安全教育の機会と捉えて、繰り返し交通ルールを教えてください。

今も昔も子どもたちが交通事故に遭う原因は「道路への飛び出し」です。

「飛び出すな、車は急には止まれない」という標語もありました。

幼稚園や小学校では、子どもたちに道路に飛び出さないよう繰り返し指導しています。

しかし、こどもコンサルタントの原坂一郎さんは、「飛び出してきた」というのはドライバーから見たものであり、こどもたちには飛び出したつもりはなく、道路に出る前に歩みを止めなかっただけだと言います。

「飛び出す」には、ビックリ箱などからおもちゃがぴょんと飛び出したようなイメージがあり、こどもたちにとっては、ああいうふうに「飛び出さ」なければ大丈夫という誤った認識ができてしまうとのことです。

子どもに伝えなければならないのは、「止まる」こと。四つ角では止まる。このように教えないといけないのです。

ドライバー向けの標識は「止まれ」です。こどもならなおのこと、わかりやすい言葉で伝えなければいけません。

こどもから見たら飛び出してきているのは車です。

ところで、私は交差点で信号待ちしている人たちが道路ギリギリに立っていることがとてもとても気になります。こどもだけでなく大人もです。あまりにも無防備過ぎます。特にベビーカーを押している方がそうだとヒヤヒヤどころか背筋が凍りつきます。どうか車を過信せず、少しでも被害の少ないような場所にいてください。

車が発明されたとき、その危険性を危惧する声は多かったのです。しかし、リスクを取ってでも活用することが利益になるとの考えで車社会ができました。

安全性が高まってきたとはいえ、危険はなくなっていません。

絶対無事故で過ごそうと決意してお出かけください!