こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。
北陸地方は梅雨入りして、蒸し暑い曇り空の日が続いていますが、外の空気はわりかしひんやりとしています。家の中は熱気がこもっていますので、外の空気をうまく取り入れて循環してくださいね。商業施設などはすでにエアコンが稼動していますので、体、特に首元などを冷やさないようはおるものや薄手のハンカチやスカーフなどで工夫してくださいね。
先日、図書館で「おそるおそる育休」という本を借りて読んでみました。昭和生まれの50歳のお父さんが書いた本です。タイトルからわかるように、得意げな様子はみじんもなく、ただただ驚きの連続がつづられています。
その驚きぶりがおかしいので、著者の西靖(にしやすし)さん語録と称して、少し抜粋しますね。
3人目のお子さんが生まれるということで、はじめて育休を取ったそうですが、一人目のお子さんのときから、傍から見ていて信じられないことばかりだったようです…
え?おっぱいって、そんなにしょっちゅうあげないといけないものなの?(最初はそうです)
おっぱいの後のゲップは必須なのに、自分でできないの?冗談?(真面目です)
こんなに寝ないものですか?(そうなんですよ)
「こんなに?」と、「これなに?」の連続だったとか。(自分の無知を自覚するのはいいことです)
奥様が入院中は、4歳と2歳のお子さんのお世話をするのですが、朝を親一人で切り盛りするのって、こんなに目が回るの?(回りますよ~)
育休経験者に感想を聞くと、苦笑いして、あ~もう育休はいいですと言うので、気になってツッコんでみたところ、「本読む時間ぐらいはあると思っていたんですが、全然そんな時間なかったです」とのことだったとか…(1か月以上会社へ行かなくていいわけですから、通勤も残業もないし、まとまった時間が少しぐらいは取れると思うのも無理ないです…)
いや、マジ家事終わらんな。忙しいというだけなら職場も忙しいが、家事育児は考えるすき間がない、こちらの事情を無視してどんどんやるべきことが押し寄せてくる…(わかってくれましたか!)
女性からしたら、今頃何言うとんの!かもしれませんが、やってみないことにはわからないものです(笑)男性育休には批判もありますが(妻の仕事がよけいに増える、負担が多くなるとか…)、何事も経験してみないことにはわからないのです。
西さんは自分が家にいることで、奥さまとも気まずい雰囲気になったり、ついケンカになったりもあったと言います。それでも、奥さまのことが前よりは理解できるようになったと言います。
奥さまが突然編み物などを始めても(他にすべきことがあるにもかかわらず)、「今すぐやらなくてもいいことを、今すぐやりたい」と思うことは、何かのサインで、そういったことをやる楽しさは切実に必要なんだと思えるようになっています。
西さんはアナウンサーですので、世間一般の会社員の男性とは異なるところもありますが、4か月間現場を離れるというのは男性として不安があったはずです。バカンスを取る習慣のない日本では、長く職場を離れるということは、自分がいなくても職場は差し支えないという恐怖心との闘いでもあります。育休は、仕事を抱え込まないためにも、仕事から離れる練習として適しています。
子育てに専念した後に社会復帰する女性にも、こういった男性の体験記は参考になると思います。子育てに専念したからこそ見えてくるものもあります。
長い人生です。子育ても仕事もめいっぱいやりましょう!