病院嫌いの方もメディカルオーケストラをぜひ

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

なんだか梅雨が明けたかんじですね⋯たいして雨も降っていないようで、水不足が心配です⋯

さて、今日は先日足を運んだメディカルオーケストラ金沢の定期公演会のことをお話したいと思います!なぜって、とってもステキなコンサートだったからです🥰

名前のとおり、医療関係の仕事をする人ばかりで編成されたオーケストラで、プログラムの後を見ると医師(歯科医師や、今回はなんと獣医師もいました)が多いようですが、看護師、薬剤師、検査技師、心理士、理学・作業療法士、医薬品製造、事務、医療機器関連⋯とにかく、医療に関係する人ばかりです。

忙しいの代名詞のような人たちが、いったい、いつ、どのように楽器の練習をしているのか?!と思います。

金管楽器のにぎやかなショスタコービッチで幕開け、その後はモーツァルトのピアノ協奏曲「戴冠式」、休憩をはさんでブラームスの交響曲で終了しました。

ピアノを弾いていたのはすてきなロマンスグレーの医師でした。パンフレットではモーツァルトの曲について、弾き方の注意点なとを書いておられました。

モーツァルトのピアノ曲は、ただ聴いているだけで心が躍りだす幸せに満ちた作品です。どんな幸せな境涯の人がこんなすてきな軽やかな幸せいっぱいの曲を作り出したのだろうかと⋯

メディカルコンサートでのピアノも、ほんとうに美しく楽しいものでした。モーツァルトの生涯を知らずにいれば、幸せな人は幸せな曲を生み出すのだと感じたと思います。

医療に携わる人たちはなぜ忙しいなかでこのようなコンサートを開催(今回で16回目です)するのでしょうか。趣味で何をするのもその人の自由ですので、絵を描いたり小説を書いたり、スポーツをしたり、別にオーケストラで演奏したからって不思議はないのですが⋯でも開催回数や規模の大きさ、本格的なところなど、活動維持のモチベーションか気になるのです😊

代表の方はパンフレットの挨拶のところで、患者さんのためと書いていましたが、もしかしたら、医療という厳しい世界に身を置く人にとってもこういった活動は必要なのかもしれないと思いました。

医師の中には小説を書く人もいて、芥川賞をはじめ各種賞を取る人もいます。二足の草鞋にしてはどちらもハードな仕事と思います。医師だけでも大変なのに⋯作家だけでも大変なのに⋯とつい思いがちですが、本人たちににとってはどちらも不可欠なのではないかとも思います。

メディカルオーケストラ金沢のみなさんもそうなのかもしれません。このコンサートは実は無料です。そして患者さんだけでなく、誰でも行くことができます。だからこそ、なおのこと、なぜこのようなコンサートを?と思わずにいられないのですが⋯

病院が苦手、嫌い、医者嫌い、過去に嫌な思いをしたなど、医療に苦手意識のある人、なんとなく距離を取りたい(病気とは誰でも無縁でありたいものです)という人がいましたら、一度このようなコンサートに足を運んでみてはどうでしょうか。

私は一昨年金沢大学医学部附属病院にたまたま用事があって行った際、案内所でポスターを見つけてこのコンサートのことを知りました。

おすすめです😊