こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。
こども家庭庁がいよいよ始動しました。ニュースで仰々しく取り上げられていましたね(笑)。当初は「こども庁」となるはずでしたが、紆余曲折あって「こども家庭庁」となりました。
「内閣府や厚生労働省から一部の部局が移管され、児童手当の支給や妊娠から出産・子育てまでの一貫した支援、保育行政、それに児童虐待、いじめ、貧困対策など、子どもに関わる業務を幅広く担当します。」とあります。
つまり、具体的には何をするのでしょうね…
縦割り行政だったこどもに関する施策を包括した初の試みということで、いろんなサイトで取り上げられているので、いくつかリンクをあげておきます。
こども家庭庁は内閣府という組織の中に置かれています。庁といっても、厚労省や財務省など、「省」の下部組織ではなく、宮内庁や金融庁、警察庁(国家公安委員会の下部組織)、公正取引委員会、新しいところでは、カジノ管理委員会などが置かれているところです。
縦割りによる弊害をなくすため、政府主導であるためと思われます。
こどもまんなかと謳ってはいますが、少子化対策が大きいのだと思います。だからこそ、こども庁ではなく、こども家庭庁になったとも言えます。
まだ動き始めたばかりの組織なので、1年間はその動きを注意深く見ていく必要がありそうです。
少子化は「少子高齢化」というように、高齢化とセットで捉えます。高齢者が増えれば、彼らを支える現役世代が多く必要になりますが、逆に現役世代はどんどん減っているのですから大問題に違いありません。
でも、少子化の問題はそういうことなのでしょうか。子どもたちは高齢化していく大人たちのために存在しているのでしょうか。子どもを大切にしなければならないのは、支え手だからでしょうか、役に立つ存在だからでしょうか。
高齢化は先進諸国では避けられないことです。長寿は人間が追い求めてきたことです。不老長寿は大昔から権力者を虜にしてきました。先進国の庶民の多くが長生きできるようになりました。高齢化を止めることはできないが、少子化は政策でなんとかなる…ということかもしれません。
「こども」と「家庭」をつなげた背景には、こどもの幸せ=親の幸せ、という考え方がベースにあるのかもしれませんが、これは必ずしも等式ではなく、議論のあるところです。
親にとっての幸せ。
子どもにとっての幸せ。
イコールのこともあれば、そうではないこともあります。
こういうことを考えるひとつのきっかけになればいいなと思います。