こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。
街路樹のイチョウや楓が色鮮やかです。名所にまで行かなくとも車を運転したり、ちょっとその辺の住宅街を歩くだけでも楽しめます😊
先日過労死等防止対策シンポジウムが開催され、傍聴しました。(今年で11回目あたりでしょうか?私は去年一度欠席したほかは欠かさず出ております😗)石川県地場産業振興センターでありましたが、あの辺も紅葉が大変美しいところです!県庁も近いので、車を停めてお散歩でもなさって下さい😊
さて、シンポジウムの内容ですが、今日は基調講演「パワハラの発生は予防できるのか?過労死のない社会を目指して」のことを書きたいと思います。
講師の方は、神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科の津野香奈美さんでした。
えーっと、びっくりするほど(゚∀゚)滑舌の良い方でした!!聞き惚れました。ほんとに。すごく耳に心地よかったです。すごく早口なのですが、滑舌が超絶素晴らしく聞き漏らすことはありませんでした!(頭に入るかどうかは別ですが⋯)
タイトルの「パワハラはなくせるのか?」について、ゼロは無理、しかし、ある程度は予防できるとのことでした。よく、わが社はパワハラ根絶を目指す!とか、パワハラゼロを目指す!とか勇ましいスローガンを掲げたりするものですが、パワハラの中身は時代・社会と共に変わるため、人と人がかかわる限り火種は絶えない、とのこと。
ゼロ、根絶を目指すと達成不可能なためバーンアウトしてしまうので、上記認識や心構えは必要だと思います。
まずは、パワハラ=人を傷つける行為であり、やってはいけないことだという認識を持つこと。
当たり前のことを、と思うなかれ😩
なんでもパワハラ言うたら何も言えんじ〜とおっしゃる方まだまだ多数。給料ドロボーとか、死んでお詫びしろとか言わないと指導は不可能ですかね⋯
よく、叱るのはいいが、怒るのは感情まかせなのでダメとかいいますが、津野さんによれば、「受け手にしたらいっしょ」とか😅⋯部下だけじゃなくて子どもに対しても同じと思います。親にしたら本人のためを思っての叱責でも、子どもは「叱られた〜」としか思わないです⋯
パワハラは受けた本人に悪影響があるのは当然ですが、まわりの人にもかなり悪影響を及ぼすそうです。これは、確かに、言われてみれば思い出すことがいっぱいあります。飲食店で従業員が叱られている(たいてい口汚く罵られています⋯)のに遭遇すると食欲なくしますから⋯
職場でも他の人が強く叱責されているとドキドキします。
このことに関してですが、つい見て見ぬふりや無関心を決め込んだりしますが(とばっちりを恐れてかな?)第三者の立場で積極的に介入することの重要性も言ってました。 諌めるとか、意見するとか、そういった明らかな反抗じゃなくても、全く別の話題や問題を提起して空気の流れを変えるとかです。これ、当事者にとっては地獄に仏だと思います。
空気重視の日本社会では勇気のいることです。
子どもを叱責している場合(部下でもそうてすよ)、つい叱っているほうを諌めたりしますが、これはかえって状況を悪化させたりします😓
そんな言い方やしダメなんや、そんな叱り方やとグレるよとか、それじゃ部下はついてきませんよ、あなたの指示が不明瞭だから悪いんですよ⋯とか言われて、素直に納得することないですから。
はい、それではまとめます(笑)
1、パワハラはグレーゾーンやパワハラ未満の無礼な態度(聞こえないふりやいじり、からかい、器具などへの乱暴な扱いなど)を含め、人にとっても組織にとっても有害。
2、叱責は基本的にしない。ポジティブな言い方に変える。
3、ストレスが高い職場はパワハラ発生リスクを高めるため、高ストレス状態の解消を目指す
4、パワハラの引き金になりやすい、「知っていて当然、やる気がない、普通、常識」の呪縛を認識し、思考のオプション(知らないのかも、苦手かも、何か事情があるのかも)を準備しておく
ということです!




