英語塾も高い教材も不要です。パパとママといっしょにお家で英語ざんまいすればいいんです。

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

きょうは英語教育についてお話をします。

赤ちゃんの成長というのは、大人からすれば驚異(脅威?)としかいいようがないくらい、質量ともに全世代のなかで抜きんでています。

赤ちゃんを家庭に迎えて幸せ気分(つらい気分も…)のパパ&ママですが、業者が知育教育を売り込む日はそう遠くはないですよ!今から応戦体制を整えてください。

特に英語教育。

ここはパパやママのヒアリング苦手をちゃーんとわかったうえで、ヒアリング&スピーキング攻勢をかけてきますから。

私のかつての経験。

ミッキー&ミニーのかわいい絵で子どもの心をつかんで、まずはママを直撃します。

お姉さん:これ、なって言っているかわかりますか?聞こえますか?

私:「え?」「うっそー?」って聞こえるけど…

お姉さん:実は「Whitle」笛です。(日本では「ホイッスル」と言ってますよね…)小さい時からネイティブイングリッシュになじんでいると聞き取れますし、発音も正確にできます。

たしかに私の英語デビューは中1でしたし、おじさん・おばさん先生の英語はジャパニーズイングリッシュでしたが…

こんな経験をしたら何人かの親は焦ってよちよち歩きの赤ちゃんをベビー英語教室に通わせたり、高い教材を発作的に分割で購入するかもしれません。

しかし、ちょっと待ったーーーーーです!

少し冷静になって考えてみようね。

カッコイイ発音やくだけた言い回しでペラペラしゃべったり、外国人がペラペラしゃべってるのを聞き取れることがその子に望むことなのか。

我が町内の外国語指導助手(ALT)が感じたことが広報に載っていましたのでご紹介します。

日本の子どもたちならではの反応について書いていました。

アメリカ出身の彼女は毎年、「どこへ行きたい?」と、質問するのですが、「日本に行きたい」「沖縄に行きたい」という答えの多さにびっくりするそうです。

日本以外で、と制限すると、やっと日本国外の答えが出てくるそうです。

彼女が経験した中では、アメリカの学校で同じ質問をして「アメリカに行きたい」と答える生徒は一人もいないということです。

日本では、多くの生徒が自分の国にしか関心がなく、どこへ行きたい?という仮定の質問でも日本という答えが最初に出てくる。多数者が同種で、同じ言語を話す日本では、英語を教えるだけでは足りないのではないかと時々思う。言語学習には、流ちょうに話すことよりも、自分の国以外のことを知る意欲や個人的な関心を持つことのほうが必要なのかもしれない。自分がいる間だけでも、生徒たちが外国にいる自分を想像し、英語に興味を持つ手助けをしたいと思う、このようにエッセイは終わっていました。

小学校の英語の教科化に伴う過剰な英語熱と英語を話す人たちや英語圏への無関心は反比例のような関係にあり、奇妙な現象です。

ECCをはじめ、英語塾や英会話教室は多数あり、多くの子どもたちが通っています。

外国の文化に興味を持たせる工夫はされてはいますが、映像を通した教科書的なもので、あまり成功しているとはいえません。

今後英語がどれほど重要になるかを脅し文句にして親の不安をあおるだけで、なぜ英語が必要なのか、なぜ最重要なのかは誰も答えてくれません。自動翻訳、自動通訳が無料で使える時代に、なぜ英語が必要なのかを英語塾は言わない、にもかかわらず生徒を獲得できているのです。私たち親というものはおかしなもので、英語塾に行かせれば英ペになると思ってしまうのですね…

(英語がわからないので、英ペの人がどんな英語を話しているのかわからないけど、すごいと思ってしまうのです)

一方で、日本以外の国への関心は小学校高学年であっても極端に低いと感じます。

私たちの生活は外国からの輸入品や外国人労働者なしでは不可能になっているのに。

国がある程度豊かになると必然的に自国いちばん、となるのかもしれませんが、日本の場合、同じ豊かな国でもアメリカなどとちがって同じ人種がまだまだ圧倒的に多いので、よそを知らない、関心ない度合いが極端なのかもしれません。

ただ、今後、地域的には今もうすでに、隣人の半数が外国人ということもあり得ます。

ここまで自国以外に関心がないことの弊害は大きいと思います。

英語は単なる手段です。入口です。

英語は10億人以上の人、59か国以上の国で話されているので、英語は確かに世界を見るための必須道具です。英語が理解できれば見える世界は広がります。

でも今の学校教育を利用し、追随した英語教育では英ペにもならなければ(なる必要もありませんが)英語もものにできません。お金の出し損です。ここまで「お金をかけて」英語をモノにできないのは日本人ぐらいだと言われています。

家でパパやママと英語のDVDを見たり、音楽を聞いたり、絵本を読んだりで「十分」なのではなく、そのほうがよほどいいのです。

英語圏の絵本や子ども用のDVDには中学生の辞書には載ってない言葉がいっぱい出てきます。文化そのものがでてきます。今はスマホですぐに調べられます。この食べ物はなんだろう?この遊びはなんだろう?そう思ったら調べてみてください。

塾や高い教材に大事なお金をぶち込まなくてもいいんです!

YouTubeもあります。図書館もあります。

おうちで、たっぷり英語に親しんでください。