節電・節水は平時からやっておくといいですよ

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

先週は「北陸地方はこの冬いちばんの大寒波となる」との天気予報に恐れおののきましたが、思ったほどの積雪はなくホッとしました。といっても、風が強く雪雲が思ったよりもはやく移動したために、滋賀県や岐阜県が大変なことになって、氷点下の中で多くの車が何時間も立ち往生する事態が発生しました。昨年は福井がそのような状況になりましたし、石川・富山が同じような状況になったこともあります。ほんの少しの違いでとんでもない事態に遭遇してしまうのです。対岸の火事ではありません。心して備えなければと思います。

被災地の方向けに、寒さを防ぎ体温を逃さない方法が新聞などで紹介されています。

新聞紙をビニール袋で包んで上衣の下に入れると防寒着になるとか、段ボールを床に敷くことで換気をシャットアウトするなど、停電で暖房器具が使えないときなどのための工夫ですが、これは日常生活における節電としても十分生かせることです。

衣類の重ね着をする際の工夫であり、ナイロン製品を挟むことでスウェットなどがよりあたたかくなるのですね。

東日本大震災の前まではオール電化は非常にお得だと言われていました。時間当たりの単価は高いが短時間で温まるのでコスパはいいというのが売り込み文句でした。10年後このような電気料金の高騰に襲われるとはだれも思わなかったのですね…

電気はいろんなことをしてくれますが、暖かくする(暖房)、熱くする(調理)といった熱を作ることは電気でなくてもできることです。電気でなくてはできないものはテレビ、PC、スマホ、音楽プレイヤーなどの使用です。どれも生活必需品とは言えないけれども、ないとちょっとつまらないですよね。楽しみとして使いたいので電気はやはり必要です。(手動による動力で電気を発生させることもできますが、かなり原始的で骨の折れることです。ご経験のある方はわかると思いますが…)だからこそ、電気でなくてもいいものは電気を使わないようにしたいものですが、オール電化にした後ですから、使わないというわけにもいきませんので、なるべく使わない、短い時間の使用にとどめるといった工夫が必要です。

日本ではまだ電気料金について消費者への忖度が見られますが、いつ容赦なく値上げ&供給制限がくるかわかりませんから今からサバイバル対応の練習をしておくのがいいと思います。そんなまさか~と思うかもしれませんが、今のガソリン価格、電気料金は10年前の「まさか」の値段です。

太陽光発電とか自家発電も大事ですが、そういったことはまず最初にまとまった資金が必要ですので、まずは今供給されている電気を無駄なくきちんと使って出費を抑えることが優先事項です。そのうえで電気料金の見直しや電力会社の変更、自然エネルギー使用へと視野を広げていくのが順当です。

少ない水で口腔内の衛生を保つ方法も紹介されていましたが、節水も日常生活にいかせます。海に囲まれ、雨に恵まれ、川が身近にありながら水不足で苦しむとは皮肉なことですが、「飲み水」は少ないのです。トイレの汚物を流したり、汚れ物を洗ったりするには飲み水は少なすぎ、貴重すぎるのです。「飲み水」などの生命維持に必要な水分をどのように確保・調達するのか、平時から準備・訓練しておきたいものです。