水分摂取とトイレはセットで考えないといけません。

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

年が明けてから3週間です。早いのか遅いのかよくわかりません。例年であれば、もう1月も終りか、早いな、ぼーっとしてたらあっという間に春だなー、なんて思うのですが、今年は時間感覚が麻痺したような、宙に浮いたような気分です。

先日ラジオを聞いていたら能登の被災者の方からのおたよりが紹介されていました。

「水分を摂るようにとの呼びかけがよくなされていますが、水分補給の大切さは自分たちもわかっています。言われなくてもわかっているんです。でも、水分を摂って、その後のトイレをどうしたらいいんですか。そこまで教えてください。」との切実な訴えでした。

アナウンサーの方は、「少しの間なら水分を摂らなくても差し支えないですよ、なんて言えませんよね…」と医師に話を振り、医師からは少量ずつ摂取するなどのアドバイスがありましたが、トイレ・排泄の問題はデリケートなため、必要性はわかっていても「摂取」ほど積極的には言われません。

被災地ではまだ断水が続いていますし、下水も流れません。こんななかでのトイレ事情がどのようなものか、想像することはできても痛みを伴うことはありません。自分の経験の範囲でしかありませんが少しだけお伝えしたいと思います。

地震当日、ほんの3時間程度でしたが、公民館に避難しました。たった一つしかないトイレに(もうひとつは壊れていて使用できませんでした)長蛇の列ができていました。トイレのことが心配で避難所へ行けない人もいます。配られたお茶などを口にすることをためらう人もいます。一人でできる人は遠くまで行ったり、なにかと工夫の余地もありますが、手助けが必要なに人はすごいプレッシャーです。水分の問題とトイレの問題はセットでなければならないのです。

そして、夏の熱中症対策のときもそうでしたが、水分をしっかり摂るようにとのアナウンスばかりがなされていました。具体的な摂取方法、体を冷やさず効率よく水分を吸収し、余分な水分のみ排出されるような方法などには全く触れず、こわれた機械のように「水分補給」ばかりが繰り返されていました。水分の摂り方など自己責任だというなら、水分補給だって同じです、そんなアリバイ作りのようなアナウンスならしなくてもいいのです。

以前このブログで「水分補給で命と健康を守りましょう」のタイトルで、医師による水分補給のやり方についてお伝えしましたが、具体的な水分のとり方の指南が必要です。100ミリリットルの冷たい水を飲む場合も一気に飲むのと、一口一口少しずつ15分~20分かけて飲むのとでは体に吸収される度合いが違います。温かい飲み物は無理でも、一口を口の中で時間をかけて飲み込めば冷水ではなくなります。コーヒーや紅茶など利尿作用のある飲み物は避けたり、スープや葛湯のようなとろみのある飲み物を飲んだり、水分の多い身体が温まる食品を食品を食べたりすることで、短時間で尿として排出されることを防ぎ、しっかり身体に水分を行きわたらせることができます。ただ水分を摂取しているだけではトイレに行きたくなるだけですので憂鬱にもなります。

話を排泄に戻しますね(笑)詠みたくないわ!というかたはここで終了してしていただいていいです!!

子どもとのかかわりにおいて「排泄」はとても自然なこととして受け入れられています。ただ、それもやはり排泄の自立という目標のあることなので、ときにイラ立ったりして、壮絶なバトルが繰り広げられ、生きることに直結した排泄行為がトラウマになることもあります。一旦自立したあとは、排泄は究極的なプライバシーとして、介助を必要とする人以外は他者と共有することはありません。でも、それって別に「当たり前」ではないです。えーと、ソチオリンピックでしたっけ?トイレが仕切りなしで話題を呼んだのは?恥ずかしいことって、必ずしもぴったり重なってはいないのですね…なんか面白い。トイレの切実な話題から始めておいて不謹慎ですね、すみません…

でもトイレについてきちんと言及しないのは、アンタッチャブルなものとしていて、だから結局配慮もなされずスルーされるのだと思うのです。すごくプライベートなことだし大きい声で言うのはダメだと言うなら内々でしっかりサポートするはずです。でもそうはなっていない!ないことになっている!そういえば写真家の星野道夫さんが野外生活のエッセイで、ここ(アラスカ)ではトイレが本当に開放的で気持ちがいいと書いていました。そうなんです!トイレって、本来とっても開放的で気持ちがいいものなんです。

被災者の方が早く気持ちよく水分を摂って気持ちよく排泄できるようになるよう応援します。

トイレにトラウマのある方がトイレと仲良くなれますように!