水と電気がはやく届き、不要不急の用事がはやくできますように!

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

一日中吹雪かと思えば翌日は晴天、その翌日は寒々とした雨模様と、めまぐるしく変わる毎日のお天気に気持ちまでが左右されそうです…

能登地方の地震は少しばかり落ち着きを見せ始めたとはいうものの、依然として孤立状態の人も多く、被害が明らかになるにつれ気持ちも沈んでいきます。被災者の方々の生活はこれから始まるわけです。避難所から旅館やホテルに移動できたことでゆっくりお風呂に浸かったり、手足を伸ばして眠れるようになり、ホッとしたことと思います。とはいえ、地元から離れた仮の住処ですから気持ちも落ち着かず、これからのことが不安で仕方がないと思います。

今はまだ救援活動が優先されるべきときであり、個人でできることは限られていますが、復興がすすみ、落ち着きを取り戻すにつれ、被災者の方には災害直後とは別のつらさが出てくることと思います。東日本大震災や阪神淡路大震災の被災者の方にとって、もう何年とか、何十年とか、そういうことではないように、その人たちにしかわからない、時間によっては癒されない苦しさやつらさがあると思います。

海が眼前に広がり、後ろには山々が連なるという、心癒される能登の景色、地形がこの地震によって多くの人の命を奪いました。地震発生がお正月の元旦だったため、里帰りで能登に戻っていて災害に巻き込まれた人たちもたくさんいました。

地震の影響は石川県全域に及び、山を切り崩して開発された住宅地などは土砂崩れの被害を受けています。

AI開発が進み、すべてを手に入れたかのような人間だったのに、このような地震において全容をいまだつかめず取り残されている人たち、救助が来ないまま亡くなってしまった人たちが多いのです。

人間が成し遂げたことを素晴らしいと感嘆すると同時に、それでもなお、つかみきれないものがあるということにも感嘆します。

能登方面への不要不急の往来は控えてほしいとの要望が県・国から出ています。この時期に能登方面へ行く人はなんらかの切迫した事情があるに決まっていますが、救援活動を優先するため個別行動はなるべく控えてほしいということです。しかし、「不要不急」が必要となるときが必ずきます。人はパンのみで生きられるわけではありません。そのときが、個人の力を発揮するときだと思います。

生きることに直結する水と電気が復旧すること、被災者の方々にそれらが届くことを強く祈ります。