誰かを支えるのに資格は必要ありません。ママを支えているのは小さなお子さんです。

こんにちは。BeBRAVE.S代表の明正明美(みょうしょうあけみ)です。

 

ワーキングマザーのみなさんの多くは妊娠・出産の経験があるかと思います。

妊娠中や産後の心身ともにつらい時に自分を支えてくれたのはどんな人でしたか?

私はこの仕事を始めるにあたり、妊娠・出産経験者にアンケートを取りました。

妊娠中いちばんツラかったことは?という問いに対し、夫の無理解・無神経・思いやりのなさ、というのがダントツの1位でした。

夫とのケンカに最も傷ついたというのです。

おそらく「夫なりに」気遣いや配慮はしていたのだろうと思われます。

それでも、女性たちはツライ思いをしています。

実のお母さんのサポートを受けている人も、そうでない人も同様の結果でした。

里帰りできない人はそうでない人よりもよりツライだろうと思われますが、必ずしもそうとは限らないのです。

お母さんとの関係があまり良好ではない人もいます。

お母さんの「良かれと思っての」アドバイスに傷つく人もいます。

この心身ともにツライ時期を励まし、支えてくれたのは意外にも年端のゆかない小さなお子さんでした。

自らがまだ保護を必要とする長男や長女が、ママの背中や手足をさすり、労わってくれるのです。

なかには、子どもの存在だけが心の支えだという人もいました。

本来ならパートナーが担う役を小さな子どもたちが代替しています。

小さな子どもたちは戦力とはみなされません。「使えない」存在です。

しかし、その「使えない、戦力ではない」子どもたちがママを一番支えているのです。

誰かを支えるのに資格は必要ありません。

実際に誰かを支えた人が力のある人であり、戦力なのです。

たとえ、それが年端のゆかない子どもでもです。

私たちは職場などで、簡単に人を「使える」「使えない」などと評価することがあります。

「即戦力」になる人材が欲しいなどと言います。

しかし、「使える人材」や「即戦力となる人材」は使ってみないとわかりません。

人を「使う」なんて、法律の概念だけでいいのです。

実際に自ら動いた人のみを評価すべきなのです。

戦力とはみなされない小さな子どもたちは、とてつもなく大きな戦力です。