こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。
今年もカエルちゃんの合唱がにぎやかです。温暖化のせいか求愛の季節もだんだん早くなっていくようですが…
桜の花が散って新緑の季節となると、スプリングという名の通り、生命の息吹を感じます。
昨年はオタマジャクシを数匹田んぼで捕獲してペットボトルで飼育しました。
オタマジャクシがカエルに変身するさまはとても面白く、毎日の観察が楽しみでした。
2カ月ほどでペットボトルから外の世界へ巣立っていくのですが、尻尾をつけたままじっとした状態から徐々に濃い緑に変わっていき、ペットボトルのふちに止まっていたかと思うと、ある日いなくなっているのです。
自立して家を出ていくわが子のようでさびしく感じました。
無事安全なところまで行けたのか、自分で餌を捕まえられるのか…
生き物を育てると、そういったことが心配になります。
ほんとにわが子みたいです。
オタマジャクシごとに個性があって、それも面白いのです。
カエルになりたてだとまだ弱弱しく、じっとして力をたくわえてるみたいです。
水の中の植物や石の上とペットボトルのふちを何度も行ったり来たりしながら慎重に自立するのです。
まだカエルとしては泳ぎが上手ではないので、溺れてしまうやつもいたりします。
慎重すぎてなかなかペットボトルから出て行かないやつも。
個体差があるのは人間もいっしょでおもしろいです。
巣立った後は心配で仕方がないのですが、心配してもキリがありません。
カエルも人間の子どもも自らの力でこの世界を切り開いていくしかないのです。
カエルはカエルなりに、人間は人間なりに。
生き物って、ほんとに不思議です。
誰も設計図を書いていないのに、自然に成長します。
環境はもちろん重要なのですが、なによりも自らの成長する力がすごいのです。
春は多くの生き物の誕生と成長が見られる貴重な季節です。
人間は年がら年中誕生と成長が見られる面白い貴重な種です。