「自分から」率先してあいさつをすれば、挨拶をしない新人の悩みから解放されます!

こんにちは。BeBRAVE.S代表の明正明美(みょうしょうあけみ)です。

みなさん、職場で「あいさつ」をしていますか?

していない方はそうそういないはずです(笑)

あいさつといえば、保育園の未満児クラスでも真っ先に教え込まれることです。

それにもかかわらず、職場での悩みとして意外と多いのが「あいさつができない人がいる」というものです。

といっても、「あいさつを全くしない」という悩みはまずありません。

たいていの「あいさつをしない」悩みの中身といえば、

「新人(中途採用でも)が(自分から)あいさつをしない」です。

相談を受けたときには、あまり意地悪にならないように気をつけながら、あなたからあいさつをしてもあいさつを返さないで無視するのか、誰に対しても、どの場面でもそうなのかを聞きます。

もちろん、ほとんどの方の答えはノーです。

あいさつをされて返さない人はそうそういないのです。(聞こえなかった、気付かなかったは別ですよ。ただ、これが無視をした、態度が悪いと誤解されることも…)

そこでわかるのは、新人があいさつをしないことで悩まれる方は、

「新人は自分からあいさつをするもの」と思っていることです。

ですから、ご自分から声をかけることはされません。

そこで、あえて「ご自分から声がけをされたらいかがですか」と提案すると、憮然とした顔をされます。

先輩、上司である自分から後輩や部下にあいさつするのはおかしい、逆だろ?と思っているわけですね。

実は、新人さんは「あいさつ」のタイミングがうまくつかめず、言いそびれてしまったり、声が小さかったり、会釈をしても気づかれなかったりということが多いのです。

そこで周りの人が声をかければ問題はないのですが、「新人は自分から元気にあいさつをするもの」とみなが思っていれば、あいさつをしない新人がいる空間は重くなり、なんとなく雰囲気が悪くなってしまうのです。

新人さんへのアドバイスとしては、ちょっと場違いだったり、外したりしても大丈夫!とにかくあいさつすれば、空気読めないやつとか言われても、気にしない!と言っておきます。

でも、なかなかうまくいかないものです。

せめて、はっきりと大きめの声であいさつしようね。

私はかつて、老人介護保険施設に勤務していたことがありますが、人事異動で別の施設に行ったときに、「あいさつをしない」という苦情が教育係に届きました。

教育担当者は私があいさつぐらいできることを知っていました。

なので、次のような叱責を受けました。

「あんた声小さいんだ。会釈もしてるんだろうけど、気付かれないんだよ。せっかくあいさつしてても気づかれないんじゃ意味ないだろ?もっとでかい声であいさつしてくれ」って。

上に立つ方、あいさつをされて、返す立場の方は「言ったもん勝ち」をあいさつにも適用してください。

損はしません。

あいさつは儀礼ではないのです。

職場でもっとも大事なことは、すべてのメンバーが相互に認識していることです。

あいさつはそのためのものです。

あなたがいることを知っているということを伝えます。

自分がいるということを声を出して伝えます。

小さな声で「うす」とか「おーす」とか唸っているのはあいさつではありません。

きちんと相手を見てあいさつをします。

背中を向けてのあいさつは「あいさつ」ではありません。

あいさつが形骸化しているところでは、そのようなことがよくあります。

お客様が相手であっても、そのような形骸化されたあいさつが横行しているところがあります。

あいさつは、多くの人が行きかう社会では基本的なルールです。

ましてや、職場では不可欠なものです。

このような認識であれば、新人のくせに自分からあいさつをしないと言って不満に思うことがとんでもない思い違い、間違いであることがわかるはずです。

あいさつは労働災害を防ぐ最も有効な方法です。