離乳食が話題に!スープストック炎上から見えてくること。

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

ゴールデンウィークも終り、やれやれといったところですね(笑)

お母さま方には、ほんっとにお疲れさまでしたと言いたいです。お仕事をなさっていた方、お子さんといっしょにお休みされていた方など、いろいろなケースはおありでしょうが、のんびりできたという方はまずいないはず…、

ゴールデンウィーク中は天候も不安定で寒暖の差もありましたし、石川県ではちょっと大きめの地震もありました。本格的な暑さが来る前に、すこし身体や心をいたわってくださいね。

 

ところで、4月の終わり、ゴールデンウィークの始め頃、ラジオから離乳食の話題が聞こえてきました。「離乳食」というのはお母さま方の大変さとは裏腹に、世間では注目度の低い地味な食べ物というか、少なくともメディアで話題になるような類いのものではないのです。それが…

なにやら「炎上」とか言っているではないですか。離乳食と炎上、意外な組合せだな…いぶかしく思い、身を乗り出して聞いてみました。

「スープストック」という、スープを主に提供するレストランが、離乳食の無料提供を発表したことに対して、ツイッターなどで一部から非難の声があがったというのです。こどもの奇声がうるさいとか、ベビーカーが邪魔だとか、まあよくある非難の声なのですが、ラジオを聞く限りでは、非難はあくまでも一部であって、大部分は賛同の声だったそうです。

それがなぜ炎上?一部の声が大きかったのでしょうか?

ラジオの解説員の説明からすると、店舗側の、非難に対する対応が非常に秀逸だったことが、炎上以上に話題になっているようなのです。ネット上の記事もそうです。お店はどのような対応をしたのでしょうか?

すぐに声明を出すのではなく、一定時間経過後に、自分達の取り組みの意義を説明し、非難する人たちに対しても、特定の客だけを優待しているのではなく、すべてのお客様にスープを提供したいという思いがあることを丁寧に伝えています。

東洋経済オンライン)

離乳食のはなしというよりも、企業のあるべき姿、姿勢として高評価を得た、といったはなしに落ち着いています。離乳食という庇を借りて企業のあり方をうまくアピールしたな~(笑)

冗談です。

スープストックの話題はなかなか興味深いです。

少子化ばく進中の日本において、子育てはもはや世間ではメインの話題ではありません。ニッチな話題です。にもかかわらず、企業のこのような態度、子育て世代を蔑ろにしない態度が高評価を得ているというのは少しですが、追い風を感じます。こどもを邪魔に思うような人たちは静かに諭されています。30年ぐらい前は、子連れ出勤した歌手のアグネスさんと、それに反対する女性作家との間に激烈な争いが繰り広げられました。アグネスさんは、3人の息子さんをアメリカのスタンフォード大学に合格させたことで、日本はもちろん、出身地香港でも子育て本が売れに売れています。考え方の違いとも言えますが、ほんとうのこどもファーストとは?の答えはみながそれぞれに考えることです。

離乳食がトピックスとなった稀なニュースでしたが、いろんなことを考えるきっかけになりました。