女性はみんな働き過ぎです

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

ようやく夏至が過ぎました。ホッとします。夏至を過ぎたからといってすぐにお昼が短くなるわけでもないのですが、これだけ地球全体が暑くなると(熱くのほうが適切かも…)朝早くから灼熱が始まり家の中の熱気が抜けにくく、夜空に輝く月が恋しくなります。暑さのせいか星はくすんでいます…

なによりもこの暑さは睡眠を妨害します。

日本の女性の睡眠時間は世界ワースト1位です。これは働いているとかいないとか関係なくです。家事や育児のほとんどを女性が担っている状況ではそうならざるをえません。

先日の朝刊で埼玉大学教授の金井郁(かないかおる)さんが、女性は共働きでも専業主婦でも働き過ぎとの内容でジェンダー規範の話をされていました。

ジェンダー規範とは、性別に基づいて社会的・文化的につくられた、あるべき姿や行動、考え、期待のことです。

例えば、家事や育児、介護などは女性がやるべき、男性は外で稼いでくるべし…というのが代表的なジェンダー規範です。

総務省の調査によると、30代の夫婦では、夫の年収が高いほど妻は仕事を離れるが、反対に妻の年収が50万未満であろうと1,500万円以上であろうと、ほぼ100%の男性が就業しているそうです。妻に1,500万以上の収入があれば夫は働かないという選択もできるはずですが男性は妻の年収と関係なく働いているのです。

男性自身が、男性は稼がなくてはならないというジェンダー規範を内面化しているのだとか。これは女性の家事育児介護も同じです。

ただ、現代の経済事情は専業主婦や夫の扶養という選択が許されなくなりつつあります。パートタイマーではなくフルタイマーとして働く女性に育児家事の負担が押し寄せてます。また、パートタイマーや専業主婦であっても子育て万能主義というか、全ては親(しかも母親)次第という考え方が蔓延していて、ちょっとしたことでも、母親ががががががーーーーーーーーーーっ、となりますし、それが専業主婦の方ならなおのこと責められるというイヤな構図が定着しています。

仕事には終わりがあっても(あるんですよほんとは!終わりがないかのような働き方をしているから過労死するんであって…)家事育児には終わりがなく(ほんとはあるんですよ!家事にも育児にも終わりが!ないかのように思い込んでますが…)コンビニ状態になるので(最近はコンビニだって24時間営業年中無休ではないですよ)人手不足は当然なので(たいてい女性一人)女性の睡眠が足りなくなるのです。

行政は家事の外注に力を入れ始めていて、これはこれでいいんです、なぜって、料理や洗濯掃除などの家事は誰がどこでやるかによっては報酬が発生するものであり、内容によってタダかそうでないかが決まるわけではないということを知ってもらういい機会ですから。

家事代行の値段が高いというなら夫や子どもにやってもらえばいいだけです。もしくは捨て置いときゃいいんです。たかが家事です。あれこれ言うならテメェでやれって話です。だんなでも子どもでも同じです。

育児に関しては外注が当たり前の時代なのに、なんで母親にいろんな責任がなすりつけられるのかいまひとつわからないです。

この暑い中完璧家事などしなくていいですよ、自分が気持ちよく過ごせるだけの家事でいいと思います。

熱中症にはくれぐれも気を付けてください。