掃除は自分の工夫と裁量でできる面白い仕事ですよ

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

昨日の天気予報ではきょうは「大荒れ」のはずですが、太陽が顔を出す穏やかな日中です。たまった雑用を1日かけて片付けようと思っていたのに、なんか損した気分です…

昨日も前半は天気予報に反して青空が広がっており、仕事中、遠くに見える山々をときどき眺めて、うれしい気分に浸っていました。かつては仕事中お天気がいいと、休みの日は雨のくせに…と、恨みがましく思ったりもしましたが、今は晴れでも雨でも休日でも仕事でも、天気は天気といったかんじです。

昨日の仕事は「応援サポートハウスおばちゃんち」のお手伝いでした。

不登校の子どもたちや引きこもりの人の「やってみたい」を応援する事業です。友人の紹介でかかわりを持つことになりました。おばちゃんちでは、研修会や料理その他のイベントを開催する他、高齢者の方の家事サポート、公共施設の清掃なども請け負っています。

昨日は高齢の方のお宅の掃除をしてきました。掃除は好きな仕事のひとつです。掃除は「きれいになる」「清潔になる」という厳然たる結果が出ますので、やりがいがあり、充実感があります。でも、それ以上に魅力を感じるのは、「工夫の余地がある」「自分の裁量でできる」ということです。これは本当におもしろいことです。人さまのお宅ですから人さまの意向は当然ありますが、そこを差っ引いても自分の工夫が入り込む余地が十分あります。

日本の学校教育現場では清掃が取り入れられていますが、家庭教育ではおそらく100%近く「取り入れられていない」と思います。学校と家庭での連携が取れておらず、学校での清掃は義務感だけで、全然面白くないものではないかと察せられます。

個人宅での清掃が終わった後は、公共施設の清掃を手伝いました。こちらはしっかり3時間。決められた場所、手順に沿って行いますが、これはこれで面白いのです。

ご家庭で掃除をされている方はよくわかると思いますが、掃除というものは上を目指すときりがないのです。いくらでも手抜きができるし、時間さえあればいくらでも磨き上げることができるのです。

どこを、なにを優先するのか、それを決めるのは掃除を実施する自分たちです。

私は元々それほどお掃除は好きではありませんでした(笑)

ついでに言うと、お料理も…つまり、家事全般がそれほど好きではなく、得意でもありませんでした。妊娠中や出産後の方をサポートするための家事代行会社をはじめたことで、お客様のご要望に応じながらスキルや知識を身につけていき、いつしか楽しくなっていった、というかんじです。

掃除関連の資格は、日本掃除能力検定協会の5級を持っています。掃除の基本を押さえてあり、家庭での掃除に対応できます。級が上がるにつれ、オフィシャル、メジャー、ビジネス、アカデミーと専門的になり、清掃会社の運営や、空港などでの清掃について学べます。

掃除のスペシャリスト新津春子さんの書籍をきっかけに掃除の世界に心惹かれるようになりました。新津さんは中国残留孤児の父親と来日し、日本語がわからないため掃除の仕事しかできなかったのですが、この掃除の仕事で第1級のスペシャリストとなります。

新津春子のやさしいお掃除

おばちゃんちの仕事ではいろんな方といっしょに仕事をします。はじめて顔を合わせる人もいます。あうんの呼吸とか、察するとか、空気を読むとか、忖度するとか、そういうのはありません。日本社会にはびこるこれらのみえない鎖にしばられないのもいいものです。

なによりも、私は体とか手を動かすのが好きです。1日パソコンに向かう日もありますし、本を読むことも好きですが、体を動かすことも好きなのです。

好きなことはいくつあってもいいのですよ。

世の中に出るのが億劫なときは、自分の「好き」をリストアップして、それに近い仕事を選ぶのもいいかもしれません。