こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。
先日の朝刊に、ある男性の妊婦疑似体験のお話が載っていました。
その男性は、待望の第一子を待ち焦がれ、”妻の気持ちをもっと理解したい”との思いで、産院での妊婦疑似体験にトライしてみたそうです。重さ5キロの器具をお腹に装着し、可能な範囲で日常生活を続けてみた結果、実際に動いてみるとその大変さにびっくりした、貴重な体験だったと述懐していました。
その男性は専門書をしっかり読み、妊婦とはどういうものかを勉強して妊婦体験に臨んでいました。それでも、知識として知っているのと、実際に自分がそういう身になったのでは大きく違うのだと実感したのです。
キッチンには椅子が必要だな、階段には手すりが絶対必要と感じ、すぐに行動に移したとのことです。(LDKだと、シンクや調理台のところは細長くて椅子は通常置いてないですし、置くことも想定されていないですよね。古いお家だと階段に手すりがないことも。お年寄りがいっしょに住んでいれば手すりを取り付けないといけないなと思いますが、妊婦さん=すぐに階段の手すりとは思いつかないものです。やはり、当事者体験が必要ですね。)
男性の妊婦さん疑似体験だけでなく、あらゆることに言えることです。
相手の身になって考えるって、言うほど簡単なことじゃありません(笑)
誰もが自分第一に考えるものです。想像力はあっても、限界があります。
目が見えない体験、耳が聞こえない体験、歩けない体験、高齢者になった体験、男性あるいは女性になった体験、お母さんお父さん体験、子ども赤ちゃん体験、外国人体験、宇宙人体験…いろいろあります。
お手玉のような、軽くてケガをしないものを、目をつむって上に放り投げてキャッチしてみてください。けっこう難しいですよ。
完全に耳が聞こえない、あるいは相当音をシャットアウトして外に出てみてください。かなり怖いです。車の運転は危険すぎます。
一言もしゃべらないでスーパーで買い物はどうでしょうか。どうってことないということもあれば、とっても困ることも。
ご家族で、レクリエーションとしてやってみてはいかがでしょうか。
妊婦疑似体験の動画がありましたので参考までに。