コロナや大雪は緊急事態です。不要不急の判断は自分と他者を守る観点で!

こんにちは。BeBRAVE.S代表の明正明美(みょうしょうあけみ)です。

コロナ感染拡大防止のための緊急事態宣言が出される地域が増えています。

週末は、そこに追い打ちをかけるかのような想定をはるかに超える積雪でした。

北陸地方は大雪のため、毎日除雪作業に追われました。

と言っても、私は日がな一日除雪をやっていたわけではありません。

連携プレイに精を出すご近所さんを尻目に子どもとかまくらや滑り台を作って遊びながらの除雪や、雪合戦などの完全遊びでけっこう楽しかったのです。

県境の高速道路では立ち往生する車両が1000台にも上り、自衛隊に救助要請するほどの事態になっているというのにのんきなものですが、とにかく、「動かない、移動しない」と決めたのです。

私が子どもだった頃、昭和50年代には冬に雪が降るのは当たり前で、除雪作業も、雪道の通学も日常的なことでした。

除雪に必要な道具類はどこの家庭にもありました。

今は降雪で慌てて買いに走り、売り切れで困り切るという状況ですよね…

スノウタイヤ装着も同じようです。慌ててタイヤ交換してナットが緩んでいて1週間ほどして事故というパターンが多いそうです。

ここ10年20年は暖冬で雪がほとんど降らない一方、突如襲い掛かってくる大雪に完膚なきまでに打ちのめされているという状況です。

北陸地方などの雪国を通過するにあたり、チェーンやスノウタイヤを準備せず、また行政も除雪車発動が遅れたり、そしてなによりも多くの人が緊急時・非常時であるにもかかわらず、日常通りにオンデマンドを要求しています。

今回は金曜夜から土日にかけて降り積もり、幸い月曜は祝日で、かつ、雪がやんだので被害が少なくすんだようです。

しかし、土日祝日関係のない仕事の方が今は多いですし、医療介護など、人が不在ではどうにもならない職場もあります。

一方で、仕事内容に関わらず、休みたいけど他の人に迷惑かかるかな…とか、誠意がない、やる気がないと思われたらどうしよう…と思い、無理をして出勤した人もなかにはいるのではないかと思います。

不要不急の外出はしないでほしいといわれても、なにが「不要不急」なのかの基準ははっきりしません。

我が家には一人、コーヒー飲みに行くとか、注文していた商品が届いたなどと言って出歩く人間がいて、困りました…

こういう人に不要不急のことを言っても減らず口で時間を浪費されるのです…

みなそれぞれに事情があり、大雪を押して出かけなければならないというのですが、どの道も車1台分しかないのです。すれ違いは不可能なのです。どちらかがバックで戻るしかないのです。

やはり、少しオンデマンドは我慢しないといけません。

そのためには「仕事だから行く」という正当な言い分でも譲らないといけない場合もあります。

私は普段、人さまに働き方改革云々をえらそうに講釈していますが、いざ自分が仕事を諦めなければならなくなると、日銭が入らなくなること、今後の依頼がなくなること、延期ではなくキャンセルになること、他にもいろいろ心配になり、人さまにアドバイスするほどには毅然とできませんでした。また、子どもを一人置いて出かけることにも躊躇します。ご近所の助け合いどうのと、真に困らないうちはきれいごとを言っていられますが、自分が直面してみれば無様にうろたえます。

支援だの、サポートだの、応援だのというのはみんな他人事、第三者の言い分だと痛感した週末でした。

いったん寒気は緩みましたが、1月2月は雪の季節です。慎重に判断して行動することが自分を守ることになります。

自分を守ることが他者を守ることになります。その反対ももちろんです。

トレードオフの関係にあるもの、ないもの。一見明らかと思われるものでも、視点を変えると当たり前や常識というのは揺らぎます。