こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。
もう年度末ですね。社会生活をおくるうえでは、年度を一つの区切りとして新しく物事をはじめることが多いと思います。年度は一つの決まり事ですから絶対というものではありません。あまりとらわれすぎず、目安のひとつとして考えたらいいと思います。
お子さまの進学や進級、パートナーやご自身の異動といった変化に対する身構え、心配は人それぞれに温度差があります。
夫婦問題研究家(こんな肩書があるのですね…)で公認心理師(どんな職業でしょうか…)、『なぜ「妻の一言」はカチンとくるのか?夫婦関係を改善する「伝え方」教室』の著者である岡野あつこさんのインタビュー記事が新聞に載っていました。
熟年離婚を前倒しする役職定年離婚が最近増えているそうです。マッチングアプリなどで出会いが簡単になり、寿命も延びたことで熟年再婚も増加し、若い人なら離婚・再婚のハードルがさらに低く、切り替えが早いとか。
驚くとともに思い当たることも…
岡野さんは、別れる原因はさまざまとしなからも、目につくのは思いやりの欠如と言います。職場の人や近隣の人には笑顔であいさつするのに、妻(夫)にはムッとした表情であるなど、夫婦、家族だから大丈夫という甘えがあるとのことです。
夫婦間がギクシャクするのは思いやりを欠いた日常の「ちょっとしたこと」の積み重ねだとか。例えば、食べ方や言葉遣い、態度、要件のみのLINEなどなど…
相手をイラッとさせるNGワードの例として
・家事とか手伝うから →(分担すべきことを手伝うと言うことへの違和感)
・言ってくれればやったのに → (言わなきゃやらないのか💢と逆効果)
・今やろうと思ってた → (言い訳にしか聞こえない。まずは謝ろう)
・そっちこそ◯◯だよね! → (大もめに発展する可能性大)
・フツー◯◯するのは当たり前 → (当然でしょといった価値観の押し付けはカチンとくるもの)
・好きにすれば、なんでもいい → (相手に無関心に放り出された感じがする)
このようなものが挙げられていましたが、なんかこれって、思春期の子どもが親に投げつける言葉(態度)に似てませんか?というか、いっしょじゃないですか(笑)
50年ぐらい前にも、芸能人カップルがすぐに離婚することについて、わがままであるとか、忍耐力がないとか苦言を呈する著名人がいましたが、一般人にもその風潮が広がっているのですね。思いやりに欠いた言動は男性の多くに見られますが、女性が我慢しなくなっただけとも言えます。社会保障が少しマシになって女性が我慢しなくてもなんとかなってきたとも言えます。女性の男性化とも言えます。
岡野さんがすすめる相手への思いやりの言葉や態度は、昔昔から言われてきたことです。夫婦は他人同士ですから当たり前のことですが、日本では言葉や態度に表さずに、相手に忖度を求めることが普通のことでした。多くの男性(今は女性も)は「言わなくてもわかるだろ、察しろよ、忖度してくれよ」と思っていました。お互いがそう思っているのですから、サービスを受けたい人ばかりで提供者不足の市場と同じことが家庭内で起きているということです。
この問題もしかしたら、AIが解決してくれるかもしれませんね(笑)
忖度くんとか、気配りさんとか…AIの活躍を楽しみに待ちましょう!
岡野さんの言葉で、なるほどと思ったのは、隣人など他人が稼いだり家事したりしてくれますか?自分のそばで必要なことをしてくれる人を大切にしないとすれ違いが始まりますよ、って。確かに!いくら笑顔を振りまいても他人は稼いだり家事したりしてくれません!
なぜ「妻の一言」はカチンとくるのか?夫婦関係を改善する「伝え方」教室https://rikon.biz/youtube-campain/