効率や合理性だけでは測れない暮らし

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

みなさんはなにか生き物を育てていますか?野菜とか花とか昆虫とか爬虫類とか犬とか猫とか小鳥とか…

私は今モンシロチョウの青虫を成虫にするのとオタマジャクシをカエルにするのに凝ってます👀

カエルの鳴き声はずいぶん前からしていたのですが、オタマジャクシの姿はあまり見かけませんでした。なんかオタマジャクシの数が減ったような気がします。(ほんとは卵から孵したいのですが、なかなか卵を見つけられません)。

かろうじて10匹捕まえてきて今玄関にあるペットボトルの飼育ケースで泳いでいます。もたもたしていたせいか、もう脚が出てきました…(3年ほど前にもオタマジャクシを育てていて、カエルになってからの性格というか性質がさまざまで面白かったのです)

先日輪島の門前に行きましたら、近くの田んぼにすごくすごくすごくいっぱいのオタマジャクシが泳いでいました(笑)

ほんっとにいっぱいでした!

あんなにたくさんのオタマジャクシは家の近くでは最近とんと見かけません!

自然がいっぱいなどとノーテンキなことを言うつもりはないんです。そこまで行くにもたたでさえ遠いうえに道が狭く、そのうえ地震の影響で非常に悪路です。移動は危険を伴いますし、最寄りのお店への買い物だって大変なのです。

家屋や道路の被害は大きく、生活の立て直しは容易ではありません。能登撤退という意見がでるのもわかります。そういう人の話は合理的で効率的です。

便利な生活はいいに決まってます。

ただ、ほんとにそうかなという気持ちもあります。

能登は元々不便な土地です。山と海ばかりです。便利な生活がいいなら昔だってもっと他に土地はありました。それでも能登に住み続けている人がいます。

効率とか合理性だけで判断できないことがあるからです。

食事などもそうです。効率や合理性をいうなら錠剤や注射でいいのです。なぜ凝った料理を作って、人間は文化的などとキザなことを言うのでしょうか?

楽しいからですよね。効率や合理性だけで測ることのできない人間ならではの生きる理由があるからじゃないですか。

それなら能登という不便な土地へのこだわりも同じですよ。単に生まれ育った長く暮らした土地というだけでなく、その人にしかわからない何かがあるんですよ。

私はオタマジャクシだの、キアゲハだの、芍薬だの生物の観点から能登に惹かれますが、惹かれる部分は人それぞれです。

したり顔でスマートな能登撤退とか言うなアホ!と思います。

仮設・復興住宅を作るのだって人が不便な思いをしながらやってるのです。効率悪いとか合理的じゃないとかどこかの政治家や学者が机上の論理で言ってることをしたり顔に復唱することはないのです。

6月に入ったらまた行ってきます😊