こんにちは。BeBRAVE.S代表の明正明美(みょうしょうあけみ)です。
みなさんは1か月、あるいは1年に本をどれくらい読みますか?
子育て中であれば、本なんてとても読める状況にはない…と思うかもしれません。
日本人の読書量については文化庁他いろんな機関が調査をしていますが、どの調査においても、「1か月に1冊も本を読まない」という人が全体の4割近くはいるそうです。(育児中に限らずですよ!)
私は月10冊程度の月刊誌を含めると、年間600~1000冊程度の本を読みます。(月平均は50~100冊ほどです)
本を読む者からすれば、本を読まない人は何をしているのかと不思議に思うかもしれませんが、それほど不思議なことでもなく、小学生や年配者ならテレビだし、他にもゲームをしたり、SNS、DVD、ユーチューブなどの動画、ネットサーフィンなど、やることはいっぱいありますよね。もちろん、仕事が忙しくて、子育てが大変でそんな悠長に読書なんてしてられない!という人もいるでしょう。
私が本をわりと多量に読むのはヒマなのと、趣味もあるのですが、情報の習得の仕方が一番自分に合っているからです。
紙の書籍は1冊1冊が独立しているので、持ち歩きに不便という欠点はあるのですが、それを上回る利点があります。
価格が安い。図書館は無料、古本はネットの場合、送料込みでも350円ぐらいから、新本も1000~2000円が多い。1000円以下も多数。図書館にはリサイクルブックといって、タダでもらえる本があります。古本量販店なら100円の本もいっぱい。図書館の中にはウェブ検索で本を選び宅配するサービスも少ないながらあります。
そして読むための器具類が不要。
なんといっても、ほぼ自分のペースでできる。
電子書籍だと媒体が必要になりますが、持ち歩きにすごく有利です。(私は使っていませんが)
本からの情報取得は時間や場所やお金の制限のある人にはとても有利です。
育児休業中のママなど、かなり制限のある方でも本を読むことは簡単にできます。
前置きがずいぶん長くなりましたが、
とりあえず、いきなり、
本を短時間で読んでみませんか?
「術」は不要です。
まずは、「本を速く読もう!」と思ってください。
次に、「5分、15分、30分、1時間」と、とにかく、その本を読み切る時間を決めてください。
そして、拾い読み、飛ばし読み、斜め読みなど、「全部読まない」ようにして読んでください。
少しだけ、コツがいるかと思います。
漢字、数字、固有名詞、カタカナ、アルファベットなどの単語を拾います。
拾った単語(キーワード)をつなげます。
絵本なら絵だけみてもいいのです。
マンガも絵だけみてもわかります。(おチビちゃんは実際そうやってマンガを「読んで」ますから)
実用書なら太字やアンダーラインのある箇所だけ読みます。最初に「はじめに」、「あとがき」「目次」を読むと実用書の効果は高くなります。
英語の絵本や簡単なリーリングブックなどは、わからない単語など気にしないで無視していいのです。どうしても気になる人は「後で」「大人向けの辞書で」調べてください。(その場で調べてたら遅くなるから!)(ジュニア向け、中学生向きだと、絵本の単語でものっていないことが多いのです)
例えば次のような児童書は10~15分で読めます。
ストーリーの部分は100ページぐらいです。
リリアーネ(主人公の名前)、ママ、パパ、おばあちゃん、
コンラート(意地悪な男の子)、犬、子猫、鳥、ボンサイ(犬の名前)などの単語がでてきます。
小学中高年女子に人気のドイツのお話です。
大人だと普通に読んでも40分~1時間程度です。
実は、速く読むことと、内容の背景に対する知識はとても密接しています。
私はこのシリーズをかなり読んでいて、物語の登場人物(動物ももちろんいっぱい)、舞台がドイツであることなどかなり詳しく知っています。
なので、単語と単語をつなげることが可能です。
これは実用書であろうと小説であろうと、テキストや参考書であろうと同じです。
自分が知っている分野のものは速く読めるのです。
まずは自分にとってよく知っているものを選んでちょっと練習してみてください。
語学や資格取得のためのテキスト読み込みは応用でできます。
読み切る時間を設定する。
これが「コツ」です。
ぜひチャレンジを!
追加です。
速く読むのは本の読み方のひとつです。
ゆっくり時間をかけて、同じ文章を何度でも、同じ本を何度でも読むのももちろんありです!