モンテッソーリ教育もシュタイナー教育もおうちでできますよ

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

お子さまをお持ちの方は、モンテッソーリ教育やシュタイナー教育について一度ぐらいはお聞きになったことがあると思います。

なんとなくよさげな、有名幼稚園などで実践しているような敷居の高い教育法というイメージがありませんか?(笑)

実際に、当園は「モンテッソーリ教育(又はシュタイナー教育)をやってます!」と大々的に宣伝している園はそう多くはありません。

しかし、どの保育園・幼稚園・こども園も部分的にはどちらか、あるいは両方を取り入れているものです。

なぜって、どちらの教育方法も、重視しているのは「自由」だからです。管理や規制ではなく。

私は保育士養成校にいたころ、シュタイナー教育を掲げる保育園で2週間、明確な理念としては表出されていないけれども、保育士のかかわりからモンテッソーリ教育であろうと思われる保育園で2週間、それぞれ実習しました。

クラスの半分に分かれて順番に両保育園での実習があったのですが、見事に評価がわかれました。

私は最初にモンテッソーリ教育の園を経験して、その後にシュタイナー教育の園を経験したのですが、もうシュタイナー保育園は窮屈で窮屈で(笑)

いっしょに実習に行ったクラスメートの中には、子どもが抑えつけられていてかわいそうだ、おかしい!と憤慨して保育士養成校の学校長に訴えた人がいたくらいです(笑)いや、笑い話ではないですね、彼女にしてみたら大問題だったのです。

一方で、シュタイナー保育園を先に経験したクラスメートの中には、モンテッソーリ保育園を自由過ぎる、放任ではないかと思った人もいたようです。

なぜこのような違いが生じたのでしょうか?

どちらも「自由」を重視してはいるのですが、その方法は大きく異なるからです。

モンテッソーリ教育は「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」という書籍のタイトルにもあるように、子どもの自己教育力を伸ばすこと、子どもが自分を教育する環境を用意するのが特徴です。例えば、自分一人で手を洗えるように踏み台を準備したり、ひとりで安全に使えるはさみなどを準備したり。

一方、シュタイナー教育は、教師(保育士など)の役割を重視しているのが特徴です。子どもを学校(保育園・幼稚園・こども園など)でどう教育するかという点が特徴なのです。

この違いが好き嫌い、合う合わない、といった自分の人生観というか、教育観というか、もっとカジュアルに言うと趣味の違いみたいになるんですね。

私はどちらかというと、モンテッソーリ教育が趣味です(笑)

シュタイナーは教師のかかわりが重要ですから、かの有名な芸術を熱心にやるんですね。お昼寝の時にハープを保育士が弾いて、歌を歌ったり…これをすてき!と思うか、堅苦しいわ…と思うかは人それぞれです。

シュタイナー教育を受けた有名人にはドイツの児童作家のミヒャエル・エンデの他、女優俳優の方が多いようです。芸術重視なので、こういった方面の才能が開花するのですね。

モンテッソーリ教育を受けた有名人には、将棋の藤井聡太さんやAmazonCEOのジェフ・ベゾスさんがいます。

これらの人を通して、その特徴がよくわかります。

芸術的なかかわりはどこの教育施設もやっていますし、自分自身で成長できるようなかかわりもやはり、どこの教育施設も理念としては持っています。ただ、実際に毎日の活動にどの程度落とし込まれているかといえば、それはもう大きな差があります。

この辺を体験保育などでしっかり見て通う園などを決めたらいいと思います。

もちろん、ご家庭でも実践できますよ。

いろんな書籍やサイトを参考にしてぜひ、やってみましょうよ!

まなび通信

おうちでできるシュタイナーの子育て 「その子らしさ」が育つ0~7歳の暮らしとあそび

参考サイト:こどもまなび☆ラボ