タッチケア講習会を受けてきました。

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こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

土日を利用して東京まで行き、日本タッチケア協会の指導者講習会をようやく受講できました。

会員にはなっており、書籍を読んだり、DVDを見たりしてでタッチケアのやり方を学んでいましたが、実際に講師の方々の話を聞くことで、ようやく納得感が得られました。

ベビーマッサージと何が違うのか?正直なところ、いまひとつわかっていませんでした。

しかし、講義をされた小児科の先生方が何度も繰り返しておっしゃっていた、手技(やり方)はこうでなければならないというものではなく、その子その子に応じて、また、やる人に応じていろんななり方があるのだ、という言葉と、たくさんの事例によって、タッチケアとは「ふれあい」のことなんだと理解できました。

元々はNICU(新生児集中治療室)で、保育士が保育器の中の赤ちゃんに手を添えたことからはじまったタッチケアですが、今では、対象は赤ちゃんだけではなく、幼児期のお子さん、、学童期のお子さん、思春期のお子さん、パートナーどうし、高齢者、障害を持つ方など、年齢を問わず、また、親子に限らず、触れ合うこと、スキンシップを取ること、コミュニケーションを取ることを意味します。

「ふれあい」というテーマは人それぞれに思いがあるものです。子育ても同様にいろんな考え方があります。一つの考え方として、タッチケアというものを、育児中のお母さんだけではなく、いろんな人に考えてもらえたらと思います。

講義のなかで、面白いなと思ったのは、聖マリアンナ医科大学名誉教授堀内先生の「胎児は生意気な顔つきをしている」でした。

えっ?胎児が生意気?そんな…と思いましたが、先生は「胎児は居心地のいい子宮の中で、自分ひとりでなんでもできる気でいるんですね、実際にはお母さんがかなりいしょうけんめいやってくれているんだけどね」とのことです。

この世に生まれてくるというのは胎児にとっては一大事で、そうとうのストレスなのだそうです。

子宮に守られた世界から、囲いのない開けっ放しの世界に放り出されるのですね。

この世に生まれてきた人すべてがそうなのです。

赤ちゃんはこの世界の新参者なのです。

古巣の子宮ではママに守られて天狗さんでしたから、なかなか手ごわい相手なのです。ママひとりでは太刀打ちできません。

だから、みんなでこの世の新参者である赤ちゃんを歓迎しつつも、厳しく対峙していかないといけないのです。

だから、タッチケアでしっかり包み込んであげましょうね。

 

日本タッチケア協会