思い込みや決めつけといった無意識の偏見=アンコンシャス・バイアスは誰もが持っています。だから、それらと上手に付き合っていきましう。

こんにちは。BeBRAVE.S代表の明正明美(みょうしょうあけみ)です。

きょうは「アンコンシャス・バイアス」についてお話します。

アンコンシャス・バイアスとは、「思い込み」や「決めつけ」、「無意識、無自覚な偏見」のことをいいます。

いろんなところで取り上げられていますが、キャリアカウンセラーである小島貴子さんの説明がわかりやすくていいなと思っています。彼女の記事を参考にします。

小島さんは、アンコンシャス・バイアスはイコール悪ではない、と言います。

人が社会のなかで成長していく過程で、自然と身につけるもので、誰もが持っている。

誰もがこの機能によって、社会に安全地帯を確保しているからこそ、日常生活が無事送れている。

一般的に、「偏見」はいけないもの、持つべきものではない、なくすべきもの、このように捉えられています。

しかし、誰もが持つ、そしてそのことで安全地帯を確保している、このように肯定されることで、安心して「偏見」についての話題に参加することができます。

アンコンシャス・バイアスが問題なのは、それが強すぎると生きづらくなり、自分自身を苦しめたり、他者を排除したり、攻撃したりしてしまうからです。

アンコンシャス・バイアスは、一定の社会や共同体に根付く価値観や常識、社会通念と結びついているため、自分を守るために、なるべくそれらに従って行動しようとします。

同調圧力の強い社会では特にその傾向が強く、ネット社会の匿名性がさらに拍車をかけています。

アンコンシャス・バイアスの例として

ママが働きに出るというと…

こどもはどうするの?!

ごはんはどうするの?!

パパが会社をやめると…

生活費はどうするの?!

将来はどうなるの?!

このような声がすぐに聞こえます。

これは、男は外で稼ぎ、女は家で子育てや家事をすべき、という考えに基づくものです。

カッチーンときて、ムキになって言い返したくなるかもしれません。

小島さんは、「相手のバイアスを否定せず、一旦受け止めて、そのうえで自分の事情を説明する」ことをすすめています。

たしかにそうですね。世間一般ではそういうふうに心配するのが普通ですよね。

でもうちは

祖父母が見てくれるんです…

夫が協力してくれるんです…

会社の両立支援制度が使えるんです…

夫が起業するんで、私がしばらくお勤めするんです…

こんなかんじです。

誰もが持っている偏見だからこそ、他の人の偏見を認めつつ、自分の中にある偏見も理解して、上手に付き合うことが必要なのですね。

人の言動に対して同調するとき、反発するとき、「なんで自分はそう思うのか」「なぜ違和感を持ったのか」って、自分の心に聞いてみたらいいのです。

ところで、小島さんは、ネットの中で、おもしろい書き込みをみつけたとして紹介しています。

家族旅行の帰りに夫から、「今日の夜ご飯はカンタンなものでいいよ」と言われ、「殺意が芽生えた」という妻の言葉です。

このような言葉を男性が優しさのつもりで言っているところが、日本社会のアンコンシャス・バイアスの根深さであるとのことです。

でもこの妻の気持ち、男性が聞いても「きょとん」でしょうね…

これが熟年離婚につながっているのですね…

小島さんは大学教授という肩書があるため、女性活躍のための政策にも言及されていますが(クオータ性など)、一人の女性としてすぐにできることは、「世界を見る」ことだと思います。

本でもインターネットでも映画でも、なんでもいいのです。アジアやアフリカ、アメリカやヨーロッパ、世界を見ると、いろんな社会通念があり、!!!!の連続です。

ぜひ、バーチャル世界探検を!