こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。
北陸地方は4月中旬のようなあたたかい日が続いています。そのせいか、日中お日さまのなかで本などを読んでいると、突然眠気におそわれたりして、ちょっと困ります…
きょうはお子さんの寝かしつけについてお話をします。
先日新聞をまとめ読みしていたら、「うちの子、どうしたら寝てくれる?」というテーマで、女性看護学・助産学・母子保健の専門家である東京情報大学教授の市川香織さんのお話が載っていました。
寝かしつけは幼いお子さんを育てる家庭にとって永遠のテーマであると市川さんが言うように、子どもが寝てくれるかどうかで親のQOLはずいぶん変わってきます。
これを大げさだな~と思うお母さんはおそらくいないはずです。
赤ちゃんが睡眠リズムを獲得して、夜間すやすや眠れることでお母さんは疲労から回復できますし、日中まとまった時間お昼寝してくれることで、自分だけの時間を確保できるのです。
子どもが夜ぐっすり眠るために必要なことはだいたい決まっています。
日中十分に体を動かす、夕食は就寝の2時間前には済ませる、就寝1時間前からはテレビやスマホの光を見せない、寒色系から暖色系の照明に変える、できるだけ時間を決めて入浴し、深部体温が下がり眠くなったタイミングでベッドに誘導する…などなど。
みなさんが知っていることばかりですが、実行に移すのはなかなか難しいことです。
就寝前に興奮するような遊びは避けるというのはママなら当たり前の常識ですが、パパはちっともわかっていなかったり、人によって知識に違いがあることもあります。
乳幼児施設に保育士として勤務していたころ、遅番勤務の若い保育士さんが、子どもにダンスのビデオを見せながら、就寝前に思いっきり体を動かす遊びを行い、上機嫌で「おっ疲れ様でーーーーす!」と帰って行ったことがありました。夜勤当番だった私は、興奮してなかなか寝付かない子どもたちに大変苦労しました…
保育士でさえこれですから、パパがやらかすのは当然ともいえます。
一般的な知識や常識はあるていど身につけておくといいです。パパはママから見るとけっこう非常識ですからおしえてあげてくださいね(笑)
では、市川さんからのアドバイスを紹介したいと思います。
子どもは眠くなると、いろんなサインを出してくる。目をこすって眠そうにするのは典型的だが、イライラしておもちゃを投げたり、興奮して叫んだりする子もいる。
わが子の「眠たいサイン」を知ることが大切。
ほんとですね。一般的な知識は知っていても、わが子はどうなのか、そこを知らないと、おかしい!うまくいかない!ってことになります。
わが子の眠たいサインがわかれば、タイミングを逃さず寝かしつける。それでうまくいったらラッキーぐらいの気持ちでやる。
↑これ大事なポイントです。うまくいかないことだってありますから。
これまではこのやり方でうまく行っていたのに、最近はうまくいかない…というとき。
歯が生えてくる、身長が伸びるなど、成長の区切りにはうまく寝付けないことがあるそうです。
他にも、いつもと違う場所に出かけた、たくさんの人に会ったなどがあると、夜泣きをすることも。そういう日は「夜中に起きるかもしれない」と心構えをしておくといいそうです。
乳幼児期はよる8時ぐらいに就寝するのが理想的と言われていますが、そのことがお母さんにとってストレスとなってしまうこともあります。
夕食、お風呂、寝かしつけはこうやって書くとスムーズな一連の流れのある行為ですが、突発事項はいくらでもあるので、時間が押してくるのは毎度のことです。そして敗北した気分で打ちのめされる…これは心身に大変悪いです。
8時から遅くとも10時までには~ぐらいの気持ちでいいと思います。
スマホで検索すればいろんな情報が得られますが、反面他のお子さんとの比較も簡単ですので、つい、なんでうちの子は~~とかになりやすいです。
人間は寝ないで生きていられるものではありません。寝ない子はいないのです。大きくならない子もいないのです。
ところで、夜中に赤ちゃんが起きて、まだ泣き出してはいないとき、どうしますか?
どうやらしきりにママを探しているよう。ここで顔を見せたらきっと泣き出して、寝かしつけに時間がかかりそう…しばらく息をひそめて見守ってみるが、寝る気配なし。どうも真剣にママを探している…
思い切って顔を見せて、遊びの相手をしてあげると、すっかり満足して小さなあくびをして眠そうにしますので、そっと背中トントンなど、お子さんの好きな寝かしつけ方法を実施してみてください。
保育士時代、夜勤中に担当する赤ちゃんが起きだしてきて、10分ほど息をひそめてねばってみたけど、再入眠しそうにないので試してみた方法です。
うまくいくかもしれないし、いかないかもしれません。