感染症にも食中毒にも負けないよう、油断を排して工夫して過ごしましょう!

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

ようやく涼しくなりました。本当に長い夏でした。しかし、ホッとするヒマもありません。

猛暑が和らいだ途端に、かつてないほどの食中毒が全国的に広がっています。この時期の食中毒自体は珍しくはありませんが、あまりの件数の多さに驚き、戦慄します…

統計を見ますと、すでに前半の1月~6月で事件数・患者数ともに増加傾向とあります。コロナ対策を軽視し始めたことが影響し、集会や飲食店の利用が増え、ノロウイルスなどの食中毒が増えていると考えられます…とありました。

私見ではありますが、これに加えてやはり史上最高の猛暑も関係あるように思います。残暑が厳しく、例年以上に9月の気温・湿度が高かったですし、朝夕は少し過ごしやすくなった日でさえも、日中は熱中症アラートが出ていましたから、やはり昨年までとは異なる状況だったようです。

猛暑と長引く残暑が注意力を散漫させ、コロナ感染が一応の終息を迎えたことで(とはいえ、第5類に変更されただけです…)解放感があったのかもしれません。

猛暑と残暑で体が疲れ、免疫力が落ちている人も多いと思います。また、コロナ感染の間、インフルエンザなど通常の感染症は鳴りを潜めていました。子どもたちは病気にかかって治癒してを繰り返して丈夫な体を作りあげていきますので、ちょっとした無菌状態が続いていて、抵抗力も弱まっていたかもしれません。

なにごとも、ホッと一息ついたときが一番魔が入り込みやすいのです。

鎌倉時代の僧で、日蓮宗の開祖である日蓮聖人の言葉に

「月月日日につより給へすこしもたゆむ心あらば魔たよりをうべし」

現代語訳:月々日々に信心を強めていきなさい。少しでもたゆむ心があれば、魔がそすきにつけこんで襲ってくるであろう。

信仰心についての言葉ですが、そのまま日々の生活に当てはめることができます。「魔」とは、ウィルスや毒などもそうですし、油断そのものも指すようです。少しの気のゆるみが大事故を引き起こすため、これくらい大丈夫だろう、これだけやったのだからもういいだろう、そういった自分への言い訳が命取りとなる、こういった戒めだと思います。

感染症も食中毒も、子どもや高齢者といった免疫力の弱い人たちがかかると重症化します。

油断を排して、決して食中毒を起こさない、感染症にかからないという毎日の決意で過ごしたいと思います。

食中毒にも感染症にも負けないで、元気にいきましょう!

季節の変わり目は体調を崩しやすいのです。衣類等で工夫して寒さや暑さの対策をしてください。夏の疲れが出て宵のうちから眠くなることもあるかもしれません、無理せず、できる限り早めに休みましょうね。

深刻にならず、でも真剣に生活に向き合いましょう!