予定調和よりも健全な意見の衝突を!

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

病児保育のNPO法人フローレンスを運営されている駒崎弘樹さんが、「健全な意見の衝突を生むための3つの「る」」を提案しています。

一つ目は、ほめる。

○○さんの意見のお陰で議論の幅が広がりましたね、など。

二つ目は、ボケる。

あえて少し的外れなことを言ったり、全く反対のことを言ったり。

三つ目は、ファシる。

ファシリテーションするの略で、進行役を務めることです。

○○さんは意見ありますか?とか、他に違った視点からの意見はありますか?など。

 

会議を短くする、会議を少なくする、会議での議論を活発にするなど、会議に関するテクニックはよく聞きますが、意見の衝突をすすめるものはあまりありません。

日本では和を尊ぶが基本のようで、多様性と言いながらも、空気を読むとか、忖度するが上から下まで浸透しています。

駒崎さんは、

会議は寄せ鍋といいます。

自分が持ってきた食材がおいしいかどうか不安に思ったからといって、食材を入れなければよせ鍋にはならない。

なるほど。

その通りなのだけど、自分が持ってきた食材を鍋に入れないままのこと、なんと多いことか。

材料を持ってきてねーと言われているのに持ってこない人もいますし…

駒崎弘樹の「半径5メートルから社会を変える

 

駒崎さんのこの提案を読んで、男女共同参画会議のことが思い浮かびました。

私はずるずると男女共同参画推進員というものを何年も続けているのですが(笑)、会議の席で、いつもやや的外れの発言をする方がいて、他の推進員から疎まれていました(笑)

私も、面倒なことをおっしゃる方だな~と思っていましたが、実は、おもしろい!とも思っていたのです。限られた時間のなかで、みんながうんざりしているのに、予定調和から大幅に外れたことを言うその方の意見は、男女共同参画というものの、あいまいさ、適当さ、いいかげんさ、なにやってんだろ感がよく出ているのです。その方の意見のせいで時間をくうのですが、その方がいないと空気を乱す「空気」も許されず、本当に予定調和で、役所の人と声の大きい人の意見で終わってしまいます。不協和音は不快であると同時に窒息を防ぐ穴でもあるのです。

予定調和を乱す人は実は炭鉱のカナリアです。