子どもの将来を決めるのは慎重に…

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

週末は暖かいよいお天気でしたね。もう春が来たのかな?と錯覚しそうなほどの晴天と気温でした。

春の到来はうれしいと同時に不安です…この日本では「年度」という期間の始まりが春・4月ですから…

また今週から寒波がくるとの予報ですが、人間には現状維持バイアスというものが備わっているのか、このうららかな陽気からまた大雪とは信じがたい、とういうか信じたくない気分です🤢

さて本題です😊

みなさんはお子さんに、将来はこんな職業に就いてほしいとか、こういう分野で仕事をしてほしいとかの希望はありますか?

定期購読している教育誌「灯台」の子育て相談コーナーで、教育評論家の尾木直樹さんが以下のような相談を受けていました。

息子には将来、芸術や物づくりの仕事に就いてもらいたい。子どもの感性を磨き、芸術の才能を伸ばすにはどんな関わりを心がければよいか?(息子さんは絵を描いたり、物を作ったりするのが大好き)

尾木さんは、自分のお孫さんも工作などが大好きで、いろいろ作っては見せてくれるそうで、上手にできていて感心すること、だから質問者さん(お父さまです)の気持ちはわかると同感の気持ちを伝えていました。

親は子どもの得意なことや好きなことを見つけると、その力を伸ばして将来の職業につなげてほしいと望んでしまうものだし、その考え方自体は間違っていないとしたうえで、次のようにアドバイスをしていました。

子どもが好きでやっていることに、「将来のため」という目的を持たせてしまうのは、少し慎重になってほしいとのこと。

お子さんが自分から、将来◯◯になりたい、したい!という言葉があれば、その気持ちを尊重してサポートすればいいと思うが、大人が安易に「将来は◯◯の仕事に就くべき」とか、「◯◯の大学に入るといい」などと強く方向づけてしまうと、楽しいからやっていた物づくりが将来の職業につなげるためのものに変質してしまい、それが行き過ぎるとお子さんにプレッシャーとなって、物づくり自体を楽しめなくなったり、個性の自由な広がりを邪魔してしまったりすることにもなるとのことです。

また、お子さんの、◯◯になりたい!やりたい!という希望も年齢とともに変化することも十分あり得るため、長い目で見て、お子さんが好きなことを楽しめる環境を整えてあげてくださいとのことでした。

最後に、こんなアドバイスもありました。

お子さんが何かに夢中になっているときは、他のことを体験する機会が減ってしまいがちなので、さまざまな体験の機会を作ってあげられるといいですね、とのことです。

いかがでしょうか?

私は尾木さんの押し付けがましくない、優しい諭し方が好きです。自分とは大違いです(笑)。雑誌や新聞などでいろんな相談を見かけますが、回答者の方はたいてい、まず最初に相談者に同意したり、愚痴とかには労ったりしています。そして決して相談者を批判しません。(そうでない回答者もいますがね!!)とっても参考になりますね😊

 

この相談コーナーのお父さまのように、親というのは子どもにいろんなことを期待するものです。でも、尾木さんの指摘したようなことは本当はみんなわかっていると思います。他の人のことなら尾木さん同様に冷静に、親の希望を押し付けるのは良くないとわかると思います。自分のお子さんのことだからちょっと見えなくなってしまうのですね😊

それが親というものです。

 

また大寒波がくるとの予報です。寒さに気を付けてください!