驚異の英才教育!成功に近づくための勉強法!

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

沖縄地方は梅雨明けしたようですね。北陸地方は梅雨の真っ最中ですが、千里浜なぎさドライブウェイでは梅雨明けを待ちきれずに海水浴をしている人もいます。梅雨らしくじめじめしている日はありますが、あまり雨も降らず、庭木の水やりは気が抜けません。雨不足が心配です…ゲリラ豪雨と雨不足、バランスの崩れが心配です…

前回のブログでは、「放置して子どもを伸ばす」ということについて書きましたが、先日この教育観とは真逆の幼稚園のチラシをみつけました。

 

驚異の英才教育、天才児を作る超ハイレベルな英才教育、バイリンガル知能教育、成功に近づくための勉強法、卒園生からは東大医学部やその他国立大学医学部の合格者続出…

英文が書けるよ、英語がペラペラに話せるよ、英語で演説もできるよ…

国語では、高校生レベルの長編小説が読めるようになり、記憶力が上がり、IQ150以上に!

体育身体能力が能力が向上し、スポーツ万能になります!

 

すごいです…

外国人講師二人と楽しそうにお遊戯している写真がチラシの一面を飾っています。

以前の職場に、この幼稚園にお子さんを通わせている方がいましたが、今頃は天才道まっしぐらでしょうか…

副園長先生のお子さんは、この幼稚園で学び、国立大学医学部を一発合格されたとか…

なんかチラシの内容がすごすぎて目がくらくらします。

 

試しにこの幼稚園にお子さんを通わせてみるのもひとつの手ですが、教育というのはやり直しがきかない、やっかいな事業のひとつです。英才教育をやらせてみたが、ダメだったから、情緒教育やるかといっても、非常に大事な時期を逃していたり…土台作りのやり直しは相当手間と時間がかかるか、もしくは不可能のことも…

教育の成果はどのようにして検証したらいいのでしょうか。相当数のお子さんを長期にわたってあらゆる項目を追跡調査するという方法だと思われますが、それでも確定できないのが教育界の本音です。

にもかかわらず、子どもの将来についてここまで言い切るのは、商品の売込みといえども「すごい」です。あっぱれ、商売魂といえます。

問題があるとすれば、子どもは商品なのか?ということです…(商品は保育サービスとの反論があるかと思いますが、この場合やはり、「商品」は「こども」です)

この幼稚園の数々の武勇(英ペとか、医学部とか、スポーツマン能とか)の問題点は、「なんのために」が完全欠如していることですが、それはそんなものを誰も求めていないからかもしれません…

何のための英語ぺらぺら?(中身がペラペラでもいいのか…)

何のための医学部?何のためのスポーツ万能?

そんなのどうだっていいじゃない!英ぺの医者、スポーツ万能、それだけでサイコー!という方が多いのかもしれません…

 

子どもは勝手に成長するから何も教えない。よりよく生きるために必要なのが学力である、このように言い切る宮本哲也さんとはまさに真逆の教育観です。

天才児を作る幼稚園ではカリキュラムを楽しくこなすだけでいいのですが、宮本算数教室では考え続けなければなりません。「よりよく生きる」とは、どういうことか、その意味は生涯にわたって考え続けなければならないことです。英才教育幼稚園も宮本算数教室、どちらも、内容やベクトルはまったく異なるけれどもしんどいのは同じみたいです…

日本を始め、世界中の人たちが今しんどい渦中にあります。階級差、格差はあってもしんどいことには変わりがありません。多くの人のしんどさは「考えるしんどさ」ではなく「こなすしんどさ」ではないでしょうか。

北陸の片田舎にあっても、このようなチラシが目に入る時代です。なんとグローバルな世界、時代でしょう!はるかかなたの宇宙にあこがれる気持ちがわかります!三日月の神秘なこと!金星の明るいこと!太陽の規則正しさのありがたいこと!夜空の星のきらめきの心ときめくこと!グローブの息苦しさはコスモスが癒してくれるのです!

 

BeRAVE!