いっぱい歩いて基礎体力をつけて、フットケアもしっかりやりましょう

こんにちは。BeBRAVE.Sビーブレイブエスの明正明美(みょうしょうあけみ)です。

残暑が厳しく、熱中症アラートは9月に入っても出ています。朝夕は気温も下がってきているのですが、日中はまだ温度湿度ともに高く、不快指数が高くなっています。このような時期は体調を崩しやすいので、食事や飲み物で栄養を摂り、睡眠時間も工夫してしっかり確保してくださいね。適度な運動をするのもいいのですが、とてもそんな時間も余裕もないという方は、室内での簡単なストレッチや3~5分の筋トレでもいいので、体を使ってほぐしたらいいですよ。

さて、きょうはフットケアについてです。先日の朝刊にこどものフットケアのことが載っていました。一般社団法人チャイルドヘルスケア協会代表理事の柴田英俊さんのお話で、とても参考になりましたので少しご紹介します。

 

子どもは本来体を動かすことが大好き。好きなまま成長すれば運動能力は伸びるけど、幼稚園や保育園時代に体を動かすことに苦手意識を持ってしまうと、小学生になってもなかなか運動能力を伸ばすことはできない。

運動嫌いにならないために心がけたいことは「足」を育てること。足を動かす経験をたくさんすれば、神経が刺激され、体が動かし方を覚えてくれる。

足を動かす運動とは「歩く」ことです。

運動能力の土台となる基礎体力をつけるには「歩く」しかなく、実は歩く経験をたくさん積んでいくと、運動能力は改善されていく。

 

そう言われてみると、「歩く」という簡単な動作、子どもだけじゃなく大人もしなくなりました。万歩計で5000歩歩くといいとか、いや10,000歩は歩かないと健康維持はできないとかいってるのも、ごく普通に生活していると、今の時代ほとんど歩かないからなんですね。

大人も健康に悪いけど、子どもの場合はもっと深刻です。

 

柴田さんの話は続きますよ。

親御さんは歩くことに意識を向けるとともに、こどもの足の状態、特に指をよく見ることをお願いしたい。

指と指の間のすき間はちゃんと空いているか。指が縮こまらずに伸びているか、指の爪すべてが上を向いているか、小指の爪が外側を向いていないか、これらを観察して、マッサージケアをしてあげてください。

幼稚園までは親御さんが、歯磨きのように毎日毎日チェック・ケアし、小学校からは自分でケアできるようにします。

新し靴を買ったら足に合っているかどうか1週間以内にチェックしてください。

足は体の中で一番酷使されている部分であり、運動能力を支えている部分。だからこそ手厚いメンテナンスを心がけてください。

 

どうでしょう。お子さまのフットケアといっしょにお母さまご自身のフットケアもなさってみては。

爪などの状態は歩くことはもちろん、立つこと、ほんの少しの異動にも影響を与えます。高齢の方が寝たきりになるのは足の状態の悪化によることが多いのです。爪が伸びて誰もさわれなくなってしまい、さらに悪化するという悪循環となります。

日本人は世界で一番座位の時間が長いと言われています。座位の長さは死亡リスクと高い相関性があります。座位が長いということは歩いている時間も少ないということ。足踏みでもいいからはじめましょ!

 

だいじなだいじな足のお話